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ドバイ、万博の2020年開催地に決定!

(記事中のリンク先はすべて英語のページです)
11月27日水曜日。アラブ地域の人々、とりわけアラブ首長国連邦(UAE)の人々は、テレビ画面にくぎ付けになっていた。UAEとそのライバルであるブラジル、トルコ、ロシアの中から2020年の万国博覧会開催地が選ばれる。その決選投票の結果を、今か今かと待ち望んでいたのだ。

なぜドバイが万博開催地候補を巡って戦うのか。これについては、多くの人が不思議に思っていた。Karl Sharro氏は、自身のツイッターで以下のコメントを発表している。

ドバイが2020年の万博(#Expo2020)を開催したい理由が全く分からないよ。ドバイでの日々の生活自体が、既に万博のようなものなのに。

続いて次のように皮肉っている。

ドバイは万博開催地選考の勝者に値するよ。ドバイなら、その伝統的な繊細さを脱ぎ捨て、変化を生みだす突飛な何かをしてくれるだろう。(#Expo2020

ドバイの勝利は、ほとんど誰もが予想していたことだった。このような、世界でも類を見ない都市ドバイが、2020年の万博開催地として何をしてくれるのか、Youtubeの投稿ビデオの中で、ドバイの掲げるテーマ「心をつなげ、未来をつくる(Connecting Minds, Creating the Future)」が鮮明に示しており、説得力があったのだ。

第一回目の投票結果は、投票総数165票のうち、ドバイが77票、ロシアのエカテリンブルクが39票、トルコのイズミルが33票、ブラジルのサンパウロが13票。

First round results

第一回投票結果

次に行われた第二回目の投票結果は、ドバイが87票、ロシアのエカテリンブルクが52票。トルコのイズミルはこの時点で落選。

Second round results

第二回投票結果

ドバイとロシアのエカテリンブルクどちらかを決める第三回目投票かつ最終選考の結果は、UAE時間午後8時30分に発表。ドバイが投票総数165票中116票を獲得したことで、万博開催地を勝ち取ったニュースとして公表された。勝利を超える大勝利だった。

結果発表時パリにいたUAE代表団は、2020年ドバイ万博を勝ち取ったことについて、誇らしげに喜びを表した。

写真:2020年万博招致合戦の結果発表にて、UAEドバイの勝利が確定した瞬間。 #UAE #Expo2020 #DubaiExpo2020

UAE副大統領兼首相のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏(ドバイ首長)は、2020年ドバイ万博招致成功に貢献した全ての人々に感謝の意を表し誇りに思うとツイートし、さらにこのようにコメントしている。

2020年ドバイ万博(#Expo2020)は、文化と創造性のるつぼとして、古代から中東地域が
担ってきた役割に新たな命を吹き込むことになるだろう。

シェイク・モハメッド文化理解センター(SMCCU)のブログ記事(タイトル「ドバイ、2020年万博を勝ち取る」)は、ドバイ万博が目指すテーマが意味することについて次のように強調している。

Dubai’s theme Connecting Minds, Creating the Future, lies at the heart of who Dubai is. It is not a new story, but a continuing story, of a village in the desert, at a crossroads connecting peoples and cultures, exchanging not limited to material goods but ideas, cultures and philosophies. From the first Bedouin tribes to arrive in the region, to our recent migration of people from all over the globe who truly call Dubai home, our city is, through its visionary leadership a portrait of what the future can be in this region.

ドバイ万博が掲げるテーマである「心をつなげ、未来をつくる」は、まさにドバイの本質の中心に位置するものである。これは何も新しい話ではなく、昔から続いてきたことだ。砂漠の中の村として、ドバイは人や文化を結び付ける交差点であった。物資を交換するだけでなく、アイデアや文化、思想も交流させてきたのだ。この地に到着した最初のベドウィン族から、ドバイを本当の意味で祖国と称する、世界中から集まった現在の移民の時代まで、わが都市は先見性のあるリーダーシップと共に、この地域が将来目指す姿を示している。

2020年万博招致決定が発表された頃、万博開催を祝うパーティーは最高潮に達していた。世界一高い超高層ビルでドバイのランドマークとなっているブルジュ・ハリファは、花火に照らされ、豪華に光り輝いた。

Muath Al Wari氏は、自身のツイッター上で誇らしげに呟いている。

大したことじゃないよ、僕の故郷がお祭りしているだけさ。(#DubaiExpo2020

ドバイ市民がこの享受に値する勝利を祝う傍らで、多くの市民は万博招致の結果として予想される生活コストの上昇を危ぶんだ。Bahraini Ammar Al Aradi氏は、自身のツイッター上でこう呟いている。

2020年万博(#Expo2020)招致で、賃料が20%アップ、交通渋滞の時間も20分長くなって、通行ゲートが今より20個増えて、給料は20UAEディルハム分アップすることになるよ。(#Dubai

UAE国民の喜びは、万博招致と12月2日の42回目の建国記念日とが相まって倍増した。

なんとグーグルの検索画面に現れる絵文字でも、ドバイ万博招致が祝われていた!

グーグルがドバイの勝利を祝っています。(#DubaiExpo2020

どんな万博も素晴らしい……でも、ドバイ万博は最高のものになるに違いない!

校正:Rie Tamaki