元の記事は2015年2月25日に掲載されたもので、現在の為替レートとは状況が異なる。
経済危機がウクライナ通貨フリヴニャ(UAH)を直撃した。2014年12月には1米ドルあたり16フリヴニャだったのが、この記事を執筆している時点で、1ドルあたり33フリヴニャまで一時下落したことが記録されている。しかし、積極性に富んだウクライナのソーシャルメディアユーザーたちは、この通貨危機の良い面を見つけようとして、首都キエフで1ドルしか持っていなくてもできることについてのアイデアを募った。
アリーナ・デンガは友人たちにアンケートを実施し、自身でも調査をしたうえで、1ドルの使い方の数々をブログに掲載した。たとえば、キエフで1ドルで手に入れられるのは、
- 地下鉄での乗車7回分
- マクドナルドのハッピーセット
- カフェでの上等なデザート
- ワインをグラス1杯か、ビールをジョッキ1杯
- コーヒー(カフェの店内なら1杯、テイクアウトなら2杯)
文化的なことがお好みなら、1ドルは映画館での昼の上映一回分、あるいは数多くある美術館の一つへの入場券一回分にもできる。33フリヴニャ(=1ドル)の使い道としては、ほかにも、砂糖漬けの果物を一箱買ったり、友人たちに絵はがきを送ったり(もちろん、郵便で!)、あるいはキエフからヴィーンヌィツャ(訳注:ウクライナの都市)までの鉄道の切符を1枚買うことさえ可能だ。
20フリヴニャ(=0.71ドル)でオペラ公演のチケットまで購入したフェイスブックユーザーもいた。
ウクライナ国立歌劇場での『カルメン』、2015年2月27日午後7時からの公演が、20フリヴニャで。おつりでサンドイッチが買える。
ページビュー数が一晩で3500に達したので、アリーナはウクライナのほかの都市での1ドル(=33フリヴニャ)の使い道についてアイデアを寄せてくれていたユーザーたちとともに、フェイスブックのコミュニティ を立ち上げている。