ウクライナ語版ウィキペディアは国際写真コンテスト「ウィキ・ラブズ・アース(Wiki Loves Earth)」の国内審査を行い、上位11名の写真家に賞を贈った。なお、同コンテストの目的は天然記念物や自然保護地域を礼賛するものである。
授賞式は、2017年10月7日にキエフの自然科学博物館で行われ、受賞作品も同時に展示された。
「ウィキ・ラブズ・アース」国際コンテストのウクライナ部門では、5月の期間中に、356名の応募者によって1,860以上の自然遺産が撮影され、作品数は15,000点以上にのぼった。この内の約1,000点については、すでに各言語のウィキペディアの記事に使用されている。
受賞者全員に記念の賞状その他と、コンテストのロゴ入り記念品、もしくはオンラインストアで使用できる商品券が授与された。
賞は審査員の最高得点を得た11点の写真撮影者に贈られた。また、出展作品の最も多い参加者と総合で最高点を取得した参加者にも贈られた。
他にもいくつかの賞が、このコンテストの協賛団体から贈られた。例えば、キエフ首都圏内にあるホロシヴスキー国立自然公園の事務局は、同公園内で撮影しコンテストに応募した作品の中から上位3作品を選定した。
さらに、この国内コンテストは他にも下記のような特別賞をいくつか設定している。
- 「不愉快な光景賞」環境NGOが設定した賞で自然環境の破壊に焦点を当てている。
- 「光を当てま賞」ウィキペディアに掲載されなかった作品が対象
- 野生生物賞
- キエフ賞
36か国のウィキペディアン( 訳注:ウィキペディアの執筆・編集に関わる人)が「ウィキ・ラブズ・アース」国際写真コンテストに参加した。自然保護区、緑地保全地区、国立公園、風光明美な地区などの自然遺産を写した受賞作品の特集展を、ウィキメディア・コモンズの合同展示サイトで閲覧することができる。
主催者と寄稿者は、 #WikiLovesEarthというハッシュタグを用いて写真を公表するともにシェアを拡散している。また、総計13万7000点を超える作品を集めることができた。
参加国の約1/5は中・東欧諸国である。その内のブルガリアで行われた国内コンテストの記事が既にグローバルボイスに掲載されている。