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ロシア:ブロガーたちが選挙の不正を暴く

3月14日、ロシアの76の地方で市長ならびに地方議会議員を選ぶ選挙が行われ、ロシア市民は1票を投じるべく投票所へ赴いた。
与党の「統一ロシア」はこれらほとんどの地方で勝利したが、同政党の勝利は確かなものではなかった。というのも、唯一の例外としてイルクーツクでは市民は与党対立候補のヴィクトル・コンドラショフを選んでいるものの、対抗勢力が(イクルーツクカリーニングラード、モスクワなどで)増えているにも関わらず、連邦構成体の議会選挙、市議会選挙ともに「統一ロシア」はかろうじてその支配的地位をすべての地域で維持しているのだ。

このような「政治の安定性」の秘訣のひとつは、党員や公務員によって選挙中に用いられるあらゆる疑わしい不正テクニックである。ブロガーたちは、不正の証拠を携帯電話のカメラを使って収集し、それらをオンラインで公表した。

日本語の「声」を意味する「Golos」という名前の選挙監査委員会のメンバーたちは、選挙の透明性を向上させ、不正をさらすことにとりわけ積極的で、誰でも不正に関する報告を投書することができる不正ホットラインサイト「88003333350.ru」を設けている。今のところ、561件の不正に関する報告が記録されている。

Anti-Fraud Hotline, 88003333350.ru

アンチ不正ホットライン, 88003333350.ru

電話投票、スヴェルドロフスク州エカテリンブルグにて
ブロガーleonwolfは、ある地方テレビ番組に関する記述に1章分を費やしている。
その番組は地方選挙委員会の委員長が有権者に、電話線を使い、書類にサインすることなく(不法に)投票することを呼びかけるという内容のものである。「ただ電話をかけて、パスポートの詳細を伝えればよいのです。その情報がデータベースと一致すればあなたの投票は完了です。」同委員長はテレビでこのように語っていた。

議定書の書き直し、クラスノダール地方スタニーツァ ディンスカヤにて
ロシアの反与党色の強い「ノヴェヤ・ガゼータ」紙は、地方議員会の役員が不正に選挙の最終結果を示す書類である選挙議定書を書き直しているビデオを公開した。

家族分の投票、エカテリンブルグにて
下のビデオでは二人の女性が、自分たちの(おそらく自分たちでは投票所に行くことができなかった)両親の分の投票をするために投票所に連れて行かれたことを告白している。このような行為は、もし欠席投票用紙を持っていれば合法である。しかし、この女性たちはその他のすべての(ビデオの背景に見える)バスの同乗者たちと同様に、その欠席投票用紙を持っていなかった。にもかかわらず、投票を彼らは許可されていたのだ。彼らの交通費や選挙の後の観光旅行の費用が自治体から支払われていたのは言うまでもなかろう。

集団予備投票、イヴァノヴォにて
一番主流な不正テクニックは予備投票に関するものである。
これは、軍人、警察官、もしくは学生の間で行われている。言い換えれば、地方自治体が、特にあらゆる圧力をかける手段がある場合に、できるだけ多くの人を動かそうとしているのである。学生に対しては、こういった圧力の方向性というのは多岐にわたり、たとえば成績、奨学金、試験の評価などである。

ブロガーvitaliy-averinは以下のような出来事を示すために、下のビデオを投稿した。

これらの写真からわかるように、学生の群れが大学のホールに集まっているのにもかかわらず、ビデオの中では女性が学生の欠席の確認をしている。

投票用紙の投入
このビデオは、投票用紙の束を投票箱に押し込んで、票を追加している二人の女性役員をとらえている。

すべてのこのようなケースはロシアの選挙システムの現在の状況を代表するものである。与党の支配は、期待通りの選挙結果を導き出す数多くの不正行為の下に成り立っている。同時に、このような事実は、上に挙げたような非民主主義的で不法なやり方なしでは政治的方向を導き出すことができないロシアの政治システムの弱さを反映している。しかし、ブロガーたちがますます精力的になり、不正の証拠が効果的にロシアのネチズンたちの間で伝えられるにしたがって、自由で平等な選挙を実行することができていないという政府の非は実質的ではなく現実的な問題として問われることになるだろう。

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