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スーパー台風ハイエンによりフィリピン中部に壊滅的被害

(記事中のリンク先はすべて英語のページです)

Typhoon survivors in Ormoc, Leyte paint the street with a HELP sign. Photo from Facebook of Katreena Bisnar

レイテ島オルモック、台風の被災者たちが路上に書いたHELPの文字。写真はKatreena BisnarのFacebookより。

スーパー台風の台風30号(フィリピン名:ヨランダ、アジア名:ハイエン)がフィリピンのヴィサヤ諸島を直撃、数千人が死亡し、多くの人々が家をなくした。現在(訳注:2013年11月10日)、大半の町で被害の実態がいまだ明らかになっておらず、死亡者数は1万人を超えるとみられている。

台風ヨランダはサマル州とレイテ州を破壊し、レイテ州のタクロバン市では高潮によってあっという間に多くの人命が失われた。この地域では電気も通信回線も止まっている。台風ヨランダは今年発生した中で世界最大級の強さであり、セブ島北部やパナイ島、ネグロス島、パラワン島もその被害にあった。

ツイッターでは#yolandaphというハッシュタグが主に使われ、フィリピン国内で台風被害にあった地域の状況を伝えた。台風ヨランダによる被害の規模を示す写真を以下に掲載する。

写真提供Ryan Lim/Palace:空から見たレイテ島の被害 #YolandaPH

台風ヨランダ(#TyphoonYolanda)による被害を調査するため、本日午前、東サマール州ギワンの上空を飛ぶフィリピン空軍(PAF)機。救助の手はすぐそこまで来ている。

台風ヨランダ(#YolandaPH)の高潮に飲まれたタクロバン空港。住民が救援物資に並んでいる。@inquirerdotnet

タクロバン空港の滑走路はきれいな状態だが、空港の建物は大きな被害を受けていた。

現在必要とされているのは、救助と緊急支援物資の配布です。タクロバンのグラウンド・ゼロにて。救援を求む!

タクロバン市のすべての人々に祈りを。:(希望をなくさないで。神は私たちと共にいる:)

タクロバンから16kmほど南に位置するタナワンの教会。海から0.2kmだが避難所として利用されている。

被害を受けた家の中で休む男性。家の隣には、台風ヨランダ(#YolandaPH)で陸に打ち上げられた船が。レイテ島タクロバンにて。EPA

レイテ島ドゥラグ、近所の通りの写真。私たちの家は右側の突き当たりです。ほとんど見えません。 #YolandaPH

Typhoon survivors walk the streets of Ormoc, Leyte. Notice the fallen electric posts and trees. Photo from Facebook of Katreena Bisnar

レイテ島オルモックの通りを歩く、台風の被災者。電柱や木が倒れている。写真はKatreena BisnarのFacebookより。

救助作業もしていない、メディアも来ない、電波も入らない、救援活動もない。ほぼ95パーセントが壊滅的な状態。#HelpCapiz(カピス州を助けて) #YolandaPH

友人や親戚に無事を知らせるため、被災者たちは手書きのメモをテレビのレポーターに託し、それはすぐにネット上に掲載された。一方で、レイテ州の議員事務所によって、被災者リストもまとめられた。

The note reads: Brother, mommy and daddy are dead. Please inform everyone. No signal here and electricity. Aaron Almadro. Image from GMA News

メモにはこう書いてある。「兄さんへ。母さんと父さんは死にました。みんなに知らせてください。ここは電波も入らないし、電気も使えません。Aaron Almadro」写真はGMA Newsより

以下はツイッター上でみられたその他の反応である。

犠牲者の数は増え続けているし、台風ヨランダ(#YolandaPH)の惨禍の映像には、ほんとうに胸が張り裂けそうです。これを防ぐことはできなかったのでしょうか、無念です。

寄付金と救援物資が受け取るべき人々の元へ確実に届くよう、透明性と説明責任を強く要求すべきだ。#YolandaPH

クローゼットをあさって、使っていない衣類を台風の被災者へ送ろう。#YolandaPH

犯罪行為を続けていては自らのためにならないと、タクロバンの人々が気づくことを祈る。

最後に引用したツイートが言及しているのは、タクロバンのショッピングセンターでの略奪についてである。そこでは、被災者たちが死に物狂いに食べ物や水を探している。Pinoy Broもその行為を非難した

…not acceptable and it dismayed me so much that I haven't heard or read in the news a single critic or news personality criticizing that incident, at least for now. Forgive me because maybe I am not pitiful or considerate about the situation or emotion of the looters who are of course victims of the typhoon but I just have this feeling that something here is not right.

What if you owned a mini grocery or even a sari-sari store and the next time you'll know is that people break in and loot everything? Come on Filipino people, this is not us.

…許されることではない。それに、私はとても失望した。この略奪事件についてたった一人でも批評家やニュースキャスターが批判している報道を、少なくとも今の時点で私は聞いたことも読んだこともないからだ。申し訳ないが、略奪者らのおかれた状況や彼らの感情に対して、おそらく私は哀れみの心もそれを理解する優しさも持ち合わせていない。略奪者はもちろん台風の被災者ではあるが、何かが間違っている、と私は思う。

自分が小さな食料品店や雑貨屋を営んでいたとして、その店が襲われて、すべて盗まれてしまったら? ほらみんな、フィリピン人はこんなことしないはずだろ。

一方、Arnold Alamonは理解を求めている

There's a momentary breakdown of the social fabric in Tacloban right now. We should all be kinder in our assessment of our brethren who have just been through the most terrible of experiences. As things stands right now, it is probably the case that every resident of that devastated city has lost a family member or two and are now in survival mode for themselves who are left behind. The so-called looting is more a reflection of how little trust people have of official power responding to their immediate needs and less about the mettle of the people of Tacloban.

現在、タクロバンでは社会基盤が一時的に停止している。これ以上ないほど悲惨な経験をしてきたばかりの仲間に対して、我々はみな、もっと寛容的であるべきだ。現状では、被災地のすべての住民が家族を一人から二人亡くし、今も生きるのに精いっぱいな状態で助けを待っているのが実情だろう。いわゆる略奪行為は、タクロバンの住民の気質のせいというよりも、緊急の支援を求める声に応えるべき公的権力を持った人々がいかに信用できないか、ということの現れが強いと言える。