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ペルー古来の伝統ダンス「ウィティティ」がユネスコ無形文化遺産に

「求愛のダンス」ウィティティ。ペルーのアレキパ県コルカ渓谷ヤンケにて。ホルヘ・ゴッビによるFlickr上の画像(CC BY 2.0)。

「求愛のダンス」ウィティティ。ペルーのアレキパ県コルカ渓谷ヤンケにて。 ホルヘ・ゴッビによるFlickr上の画像(CC BY 2.0)。

2015年12月2日、ユネスコはウィティティ・ダンスを「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載した。ウィティティという男性役が主役となるこのダンスは、ペルーのアレキパ県コルカ渓谷に住む人々の大変特徴的な文化的表現である。

言い伝えによると、ウィティティの起源はインカ人征服という歴史上の記憶と密接に結びついているという。

Los collaguas, ancestros de la población actual del valle del Coica, intentaban evitar la conquista Inca y, dado que el soberano cusqueño quería casarse con la hija del gran curaca local, él y sus huestes se disfrazaron con trajes femeninos locales para acercarse a esta mujer de la nobleza. Siguiendo esta estratagema el Inca logró no sólo comprometerse con ella, sino obligar a la población a una alianza con los cusqueños, lo que los pobladores reconocen como una conquista pacífica.

Sería entonces rememorando la estratagema del inca que los varones usan una vestimenta especial, parcialmente femenina, conformada por dos polleras bordadas al estilo regional, y ligeramente levantadas por delante, como es usual en las mujeres de la región, sujetas con los alfileres andinos {tupus o kipkis).

現在コルカ渓谷に住んでいる人々の祖先にあたるコジャグアス族は、インカ族に征服されるのを避けようとしていた。クスコ(訳注:インカ帝国の首都)のインカ王は、この地の偉大な首長(クラカ)の娘を娶りたいと思った。そこで、王と彼の部隊は女性のドレスを身にまとって、この高貴な女性に近づいた。作戦の結果、このインカ王は首尾よく彼女と婚約したうえ、コルカ渓谷の住民にクスコのインカ族との同盟を押しつけた。現地民にとって、これは平和的征服のようなものと認識されている。

このインカ王の作戦を記念して、男性は女装っぽい特別な衣装を身に付ける。2つの地域の様式で刺繍を施したスカートをはき、この地域の女性がいつもするように、前のほうを少し持ち上げ、アンデス風の留めピン(トゥプまたはkipkisと呼ばれる)2本でとめる。

ウェブサイト「en Perú(ペルーにて)」では、ウィティティを演じる際の典型的な男性用衣装について解説している。

los varones son la principal atracción, por la colorida vestimenta que traen consigo […].
Chumpe: es como una Especie de faja alrededor de la cintura, que servía antiguamente para asegurar las dos Llicllas. Eran tejidos con finos hilos de vicuña, y adornados con finas piedras preciosas.
Llucllas: Son mantas de carga. Eran tejidos con finos hilos de vicuña o alpaca , era para llevar las frutas usadas como proyectiles, pero que también eran para compartirlas durante la danza o la fiesta.
La Montera: Es un casco protector hecho anteriormente de Paja de Puna. Sirve para proteger los proyectiles lanzados por el contrincante con la honda. Es adornado con flecos coloridos y sujetadores llamadas ”Angoñas”, que eran tejidos con finos hilos de vicuña o alpaca.
Honda: Es el arma con el que se lanzan las frutas.

最大の見どころは、男性の着るカラフルな衣装である[中略]。
チュンピ(帯):腰に巻く帯の一種で、2枚のリヒリャを固定する。ビクーニャの細い毛で織られ、細かい宝石の飾りがついている。
リヒリャ(肩掛け):荷運び用毛布。ビクーニャの細い毛で織られている。かつてはこれに、敵に投げつけるための果物を入れて運んだが、ダンスや儀式の間に分け合うこともあった。
モンテラ(帽子):防護用ヘルメットで、かつては高原の干し草で作った。敵方が投石ひもで投げてきたものを、これで受ける。カラフルな飾り房や留め具はアンゴーニャスといって、ビクーニャの細い毛で織られている。
オンダ(投石ひも):かつては果物を投げるための武器だった。

記録によると、当初ウィティティは好戦的なダンスだったが、踊り手が演技の途中で重傷を負うこともあったため、時代と共に徐々にこの好戦性はなくなってきたという。

この動画では現代版のウィティティを見ることができる。

ペルー文化省は、無形文化遺産のリストに登録されるよう下準備をした。調査書類の準備に2年かけ、2014年3月、ついにユネスコに提出した。

El comité evaluador tuvo palabras de elogio para el Estado peruano, felicitándolo “por haber preparado una candidatura que puede servir de modelo, con plena participación de todas las partes involucradas, teniendo como resultado un expediente exhaustivo y bien concebido”.

審査委員会はペルー政府に対し、「申請書類の準備は他の模範になる。全ての関係者がもれなく参加し、その結果包括的でよく練られた書類になっている」と称賛し、登録を祝った。

ユネスコによると、「文化遺産は記念碑や物の収集に終わるものではありません。私たちの祖先から受け継がれ子孫に引き継いでいくような伝統、あるいは生きた表現もまた文化遺産です」。重要なのは「[略]文化的表現そのものよりも、むしろ世代を超えて受け継がれる知識や技能という財産です」

ウィティティを踊る慣習のある地域と同じく、ツイッター上でも、ユネスコの決定を祝う声が上がっている。

ウィティティの楽しさ。遺産リスト登録を祝う、アレキパのチバイ村。

アレキパ発祥のウィティティ・ダンスの起源とは? 本日午後、地元民から発表があります…

人類の無形文化遺産ウィティティ。

ユネスコのおかげで、私たちのウィティティ・ダンスが人類の無形文化遺産リストに登録されました。

校正:Takako Nose