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フランス:カレー市の移民キャンプで働くボランティアたちにインタビュー

Calais Jungle

フランス、カレー郊外にある「ジャングル」(訳注:この移民キャンプの通称)を高速道路から隔てるフェンス。このフェンスは、イギリス行きのトラックに人々が乗り込むことを防ぐために作られた。写真:Flickrユーザー malachybrowne(CC BY 2.0)

当記事は、グローバル・ボイスのライター、スザンヌ・レーンとマリー・ボネールによるオリジナル原稿である。二人はフランス、カレーの移民キャンプにおいて、イギリスNGOのボランティア活動に参加した。

欧州移民危機を完璧に象徴しているのが、最近「カレーのジャングル」と呼ばれるこの場所だ。難民や移民の多くは、なんとしてでもイギリスへ渡航したいと思っている。それには現実的なものから希望的観測まで様々な理由がある。公用語が国際語の英語であること、既に自分たちのコミュニティが存在すること、仕事が見つかる可能性があること、などだ。イギリスに最も近い、このフランスの町カレーに到着することは、待望のイギリス入国へ向けた第一歩なのだ。

しかしながら、英国政府ならびにその国民の大多数は、移民の入国を歓迎していない。そのため仏英両政府は共同で、有刺鉄線を張った高いフェンスを建設、要所には機動隊も配置して、イギリスへの不法入国を防ごうとしている。

カレーの状況を支援しようと、チャリティがいくつも立ち上げられ、大勢のボランティアたちが集まった。多くはイギリスとアイルランドからで、ヨーロッパの反移民的政策への反発と、悲惨な生活環境に耐えている移民や難民を助けたいとの思いに駆られた人々だ。

カレーの町は、風光明媚(めいび)なオパール海岸に位置し、イギリスの港ドーバーへと渡るフェリーの主要な港となっている。

1994年以降、二国は英仏海峡トンネルにより鉄道でも結ばれている。

カレーの人口は12万6774人だが、一部の住民たちは、約6000人が暮らすこの大規模仮設キャンプのせいでカレーに国際的悪評が立ったと強い不満を感じている。キャンプで暮らすのは、世界中の戦争で荒廃した地域やその他紛争地域から来た、難民や亡命希望者、経済移民の寄せ集めだ。ここでなんとか生き延びる一方、大型の貨物トラックやフェリー、自動車や鉄道に身を隠すなどしてイギリスへ密入国を試みている。

カレーの「ヘルプ・レフュジー(#HelpRefugees)」

私たち(訳注:当記事筆者のレーンとボネールのこと)は支援の力になりたいと思ったし、またカレー周辺で難民・移民の支援活動を地道に行っているこの大規模かつ非公認のコミュニティについても、もっと詳しく知りたいと考えた。

イギリスの非営利団体「ヘルプ・レフュジー(訳注:「難民支援」の意)」は、地元フランスの団体「ロベルジュ・デ・ミグラン」と提携して活動している。彼らと共に過ごした1週間は、私たちにとって目からウロコが落ちるようないい勉強の機会となった。その内容を、以下の情報やインタビュー、写真にまとめてみた。

「ヘルプ・レフュジー」はサイトで下記のように述べている

We help the most vulnerable people currently reaching Europe's shore by supporting local groups, charities and volunteers who are at the front lines, carrying out life changing work in difficult circumstances. We are working everywhere where Governments and NGOs cannot be. Unconstrained by red tape, politics and bureaucracy, we act fast to change lives. Your donations go directly to the people who need it most.

我々は、現在ヨーロッパにたどり着いているもっとも弱い立場にいる人々を支援します。地元団体やチャリティ、ボランティアは、最前線で困難な状況の中、人々が生活を立て直す手助けをしていますが、我々は彼らをサポートすることで、間接的にこれらもっとも弱い立場にいる人々を支援しているのです。我々は、政府やNGOではできないあらゆる場所で活動しています。煩雑な事務手続きや政治、官僚主義に阻まれることなく、我々は人々の生活を立て直すため迅速に行動します。あなたのご寄付は、それをもっとも必要としている人々の下へ直接届けられます。

Calais Jungle One ticket to hope

写真:Flickrユーザー malachybrowne アルバム「カレー・ジャングル」より 2016年1月17日(CC BY 2.0)
(訳注:「希望への1枚のチケット」と書かれた列車が、仏カレーと英ドーバーをつなぐトンネルに入るところが描かれている)

この大変な仕事は、カレーのビジネス街の一角にひっそりと立っている巨大倉庫で行われている。

ボランティアは、年齢や経歴も様々なら、参加期間も数日から数週間、数ヶ月と色々だ。連日100~150人のボランティアが、寄付で集まった衣料や洗面用品を仕分けしたり、ジャングルの住民が自分で食事の支度ができるように食品や薪を小分けしたり、トラックやワゴン車に荷物を積んだり下ろしたりしている。

ボランティアはまた、キャンプの清掃に参加し、食料その他を配給し、フランス語や英語を教えるなど、様々な活動に従事する。

ここの運用は臨機応変かつ効率的。雰囲気もフレンドリーで礼儀正しい。キャンプで暮らす人々の尊厳と安全を守ることが最優先なのだ。

インタビュー:現場の様子について

イギリス人のヘティ(24歳)は「ヘルプ・レフュジー」のスタッフで、もう一人のスタッフ、セシルと交代で、ボランティアの受け入れと現場作業の割り当てを担当している。

グローバル・ボイスは彼女に多くの質問を投げかけてみた。

Hetty

カレーでの「ヘルプ・レフュジー」活動の責任者の一人、ヘティ。2016年7月。写真撮影:マリー・ボネール

グローバル・ボイス(以下GV):「ヘルプ・レフュジー」の活動について、簡単に説明してもらえますか?

Hettie (H): Here French Auberge des migrants and British Help Refugees come under one roof and work together. When Help Refugees first came to Calais, they were looking to work with groups and organizations on the ground, that's how the relationship came to be.

ヘティ:ここでは、フランスの団体「ロベルジュ・デ・ミグラン」とイギリスの「ヘルプ・レフュジー」は、一つ屋根の下、共に活動しています。「ヘルプ・レフュジー」がカレーに来た当初、彼らは現場でいっしょに活動できる団体を探していて、そこからこの協力関係が生まれたのです。

GV:イギリスからのボランティアが大勢いるのに対し、フランスからはわずかですね。なぜでしょうか?

H: I think it's just a different way of doing it. When you are here for a while, you notice that, from the French side, there's often volunteers that having volunteered for ten years, come once a week, or once a month, that's total commitment, whereas in Britain, we like to do this, “Tadaa, I'm here for a week” so it's very visible that we are all here. And as well, there's a lot of frustration, and anger, in the U.K. about what's going on, and here is an opportunity do what the government is failing to do.

ヘティ:単にやり方の違いだと思います。ここにしばらくいると、フランスからのボランティアには、10年間ずっとボランティア活動をしている人が結構いることに気付きます。そういう人は、週に1回、または1ヶ月に1回来てくれますが、ボランティアに真摯に取り組んでくれている人ですね。一方で我々イギリス人は、「ジャジャーン! 1週間ここでがんばりまーす!」という感じでやるのが好きです。だからイギリス人の方が目につきやすいのです。それに、イギリス国内で起こっていることに対し失望や怒りを感じているイギリス人も多いので、自国政府ができないでいることを実行するいい機会でもあるのです。

GV:ここに来てどのくらいになりますか? また今後いつまで滞在するつもりですか?

H: I have been here for ten months. Actually I was supposed to leave a month ago (she laughs), to head to Greece with Help Refugees, to follow a grassroots group particularly in northern Greece. I set up the first ground team of this charity. But I came back, because it's very hard to hand over, to find people who will take on this responsibility.

ヘティ:10ヶ月になります。実は、ひと月前にここを出ていくはずだったんです(ヘティはここで少し笑った)。「ヘルプ・レフュジー」の一員としてギリシャに行って、特にギリシャ北部で草の根活動をしている、あるグループを支援するはずでした。このギリシャでのチャリティーのため、第一次現地チームも立ち上げていました。でも、カレーでの業務を引き継げるような、後任の責任者がなかなか見つからなくて、こっちに戻ってきているのです。

GV:イギリス人ボランティアの多くも、ギリシャに移動する予定なんですか?

H: Oh yes, quite a few whom I know. There are a lot from Switzerland, Americans, Canadians, people from New Zealand, Australia. The relationship with Greece is different.

ヘティ:ええ、そうですよ。私が知ってる人の内でもかなり大勢が。スイスやアメリカ、カナダやニュージーランド、オーストラリアからも大勢が行く予定です。ギリシャとの関係はまた違うのです。

Calais Ferry Beach

夕刻、ビーチの向こうには、カレー・ターミナルから出港するフェリーが見える。写真撮影:スザンヌ・レーン

GV:ギリシャに行ってしまうボランティアの補充はどうするんですか?

H: We are recruiting. We changed our management system. We have coordinators for the various tasks, we have a coordinator in Dunkirk as well. As we are dividing the roles, growing, the needs also increase, and also for the responsibilities, we need to hire more people. “Come and volunteer!” People can commit to a role, be supported and develop in that role.
If volunteers commit for a month or more, this is very, very valuable. For a week as well. We are flexible and will fit them in where the need is at the moment.

ヘティ:勧誘活動をしています。管理体制を変えて、様々な業務に調整役がつくようにしました。ダンケルク(訳注:フランス北端部の町)にも調整役がいます。私たちは役割を細分化し、組織として成長していますが、ニーズや責任もまた増えて、もっと人を雇う必要が出てきました。「ボランティア参加者募集中!」です。ボランティアは一つの役割に集中できますし、サポートを受けながらその役割の中で成長できます。
もしボランティアの人が1ヶ月以上働けるなら、これは大変、非常にありがたいことです。1週間でもありがたいです。私たちはとても柔軟な組織で、今ニーズがあるところにボランティアをうまく配置します。

GV:1ヶ月や1年といった長期ボランティアの場合、ボランティアの人たちはどうやって自身の生活を支えているんでしょう?

H: It depends on your personal background. We give accommodations the best we can for people staying for a month or more. Obviously we can't do it for everybody, because we are limited, so if you can support yourself please do as much as you can. For the everyday lunch of volunteers we often use donations which cannot go to the camp because of not being halal. With the support of Auberge for basic necessities, we can help, if necessary.

ヘティ:それは人それぞれです。1ヶ月以上滞在される方には、できるだけ宿泊場所を提供するようにしています。もちろん限りがあるので、全員に宿を提供するのは到底無理です。もしボランティアの人が自分で何とかできるなら、できるだけそうしていただくようお願いしています。ボランティアの人のランチについては、寄付された食料のうち、ハラル(訳注:イスラム法の基準に合った食材)でないためキャンプには送れない食料を充てることがよくあります。「ロベルジュ・デ・ミグラン」からの支援で、必要なら基本的な日用品も提供できます。

Inside the warehouse

食料品の小分け作業中。写真撮影:スザンヌ・レーン

GV:フランス当局と摩擦が起こる可能性はありますか?

H: We make volunteers here aware that their actions, and how they behave in the evening when they go out, reflects on the camp residents. If, when going to pubs they are loud, shouting, or aggressive, then it becomes another reason for the [Calais residents] to resent the camp. It is very, very important that we are all very well-behaved and very respectful, because we are here to help people and not to make it worse for them. As for the CRS, they are a military-trained force, and, absolutely, there are difficult instances whenever there is a verbal aggression, physical aggression, they take your ID, the car's number, and there are a lot of cases we were not able to take forward because we haven't got the information that we really need. And there is the fascist element as well, which poses a risk, but if you follow our rules and listen to our advice, you will be OK. You have a supportive background.

ヘティ:ここのボランティアの人たちには、彼らの行動、彼らの夜間外出時のマナーが、このキャンプの住人たちのイメージに影響することを、意識してもらっています。もしパブに行って大声で騒いだり周りの人にからんだりすれば、カレーの町の人たちがキャンプを嫌う理由がまた一つ増えるだけです。私たちみなが、マナー良く礼儀正しくするのは、とてもとても重要なことです。私たちは人々を助けるためにここにいるのであり、彼らの状況を悪化させるためにいるのではありません。フランス共和国保安機動隊について言えば、彼らは軍事訓練を受けた部隊であり、口論や暴力沙汰が起きるたび、例外なく厄介な事態が起こります。身分証はチェックされ、車のナンバーも記録されます。本当に必要な情報が手に入らなかったため、こちらが法的手続きを取ることを断念したケースもたくさんあります。また、ファシストがらみのもめごともあり、これは危険です。ですがボランティアの人たちについては、私たちのルールを守りアドバイスに耳を傾けてくれている限り、心配しなくていいと思います。私たちがしっかりサポートします。

GV:保安機動隊は「ヘルプ・レフュジー」の活動を容認していると思いますか?

H: It depends. Sometimes it is ok. There are good people [among them], not so good people, people who are just doing their job, and they have been given a mandate to do things. What is scary is that they don't even have to think about what is right. The authorities are not made accountable for the actions of these people.

ヘティ:場合によります。うまくいっているときもないわけじゃありません。機動隊の中にもいい人たちはいるし、それほどでもない人も、また単に仕事だと割りきっている人もいます。彼らは命令を受けて業務を遂行しているのです。恐ろしいのは、彼らは何が正しいのか考える必要すらないということです。また、フランス当局は、機動隊の行動について責任を問われることもありません。

GV:ソーシャルメディアの役割についてどう思いますか? ソーシャルメディアとの関係を教えてください。

H: This whole thing probably happened because of social media! The catch angle has existed for 20+years, in some form or other, but because of social media things get spread quite quickly, people can get involved and know how to come here, [it enlarges] the scale and numbers of people. Last week we had an average outreach of 150 or more people a day here, volunteering, not including the long-term volunteers… so we do rely on it.
[On the other hand], we do [deal] with a lot of people wanting to achieve something when they first come, so we had to crack down on this and say it's not appropriate, what are your priorities? To help people or feel satisfied from your doing good? It's totally ok to feel good [for helping] but that should not be your reason of doing it.
But social media is very, very useful.

ヘティ:これらすべては、ソーシャルメディアがあったからこそ起こったのだと思います! ボランティアの勧誘自体は、20年以上前から様々な形で存在していました。ですが、ソーシャルメディアのおかげで、拡散のスピードが上がり、人々の参加が可能となり、どうやってここに来るのかわかるようになったのです。ソーシャルメディアは、関与する人の規模を大きなものにしてくれるのです。先週は、1日あたり平均で150人以上の人が来てボランティアをしてくれました。長期ボランティアを含めないでこの数です。私たちはソーシャルメディアを頼りにしています。
(その一方で、)やって来た当初は達成感を求めている人たちが多いのも事実ですが、これには断固たる態度で臨む必要がありました。そういう目的は適切ではないことを伝え、優先すべきことは何かと尋ねます。人々を助けること? それとも自分が良い行いをしているんだと自己満足すること? (支援活動をすることで)いい気分になること自体にはまったく問題はありません。でも、それがここでボランティアをする理由であってはいけないのです。
しかし、ソーシャルメディアは非常に便利なものです。

GV:ソーシャルメディアによって、「ヘルプ・レフュジー」の安全性が脅かされることはありませんか?

H: Yes, we have to be very careful about location, or features on the warehouse, about photos taken by volunteers and fascist groups sighting them. We had volunteers attacked, we had cars attacked. It has gone better, they have cracked down on this kind of things. We are very cautious and wary about refugees’ images not being taken, for their own security or that of their relatives. We insist that we have a lot of unaccompanied minors at risk from traffickers, and this is also an issue for children with their mothers, and family back in Afghanistan for instance.

ヘティ:ええ。所在地や倉庫の特徴、あるいはボランティアが撮った写真と、それらの写真を極右団体が見る可能性について、私たちはとても慎重にならなくてはいけません。ボランティアが攻撃されたこともありますし、私たちの車両が攻撃されたこともあります。今、状況は改善しています。この類のことは厳しく取り締まられました。難民たちが写真に写り込まないよう、私たちは細心の注意を払っています。これは難民自身やその親族たちの身の安全のためです。保護者のいない未成年者が多いのですが、彼らを写すと人身売買の危険があるので、特に念を押しています。孤児だけでなく、保護者が母親だけで、残りの家族は例えばアフガニスタンにいるような子どもについても、同様に人身売買の危険があります。

GV:グローバル・ボイスの読者に向けて、伝えたいメッセージは何ですか?

H: I had some journalist contact me, and he wanted to film me and refugees, and said, “we want to capture the gratitude.” I have a massive issue about that. I'm not here for somebody to be thankful, I'm not here because somebody is a refugee or an economic migrant. I'm here because I disagree with the way people are being treated. As a fellow human being, I realise it's in my power to do something that betters another life, and if I was in their situation, I would hope that would [also] be the case. But even if it isn't, I vote with my feet, I build the world that I want to be a part of. Every potentiality that is in front of you, it is yours to make. Do things you feel are good and you know do not harm others. That's it and it's totally possible. You come here. You can find possibilities in yourself that you had no idea could exist.

ヘティ:私と難民の様子を撮影したい、というジャーナリストから連絡が来たことがありました。このジャーナリストは、「感謝の気持ちを映像に収めたいのです」と言いましたが、私はこれには非常に強く反対します。私は誰かに感謝して欲しくてここにいるのではありません。誰かが難民だからでも、経済移民だからでもありません。私がここにいるのは、人々の扱われ方について、異議があるからです。人類の一員として、誰かの人生をより良いものに変えるために何かするかどうかは、自分次第なのだとつくづく思います。そして、もし私が彼らの立場だったら、逆に誰かにそうして欲しいと願うでしょう。でも、もしそうならなかったとしても、私は行動を通じて意思表示をします。私は、自分がその一員となりたいと思う世界を築きます。あなたの目の前にある一つ一つの可能性。それを現実のものにできるかどうかはあなた次第です。充実感を得られて、かつ他人を傷つける恐れがないことをしてください。それだけですし、まったく難しいことではありません。ここに来てください。自分の中にあることにすら気付かなかった可能性の数々を、見つけることができます。

GV:どうもありがとうございました。

ボランティアたちの証言

ボランティア仲間数人に、2つ質問をしてみた。

Volunteers Calais

ボランティアの人たち。(左上から、時計回りに)トム、チョヒ、ニエベス、レンケ。写真撮影:マリー・ボネール、スザンヌ・レーン

[1]なぜカレーに来てボランティアしようと思ったのですか?
[2]この経験から何を学びましたか?

トムはアイルランド出身の25歳だ。

I decided to come because I felt helpless, I didn't know what's going on, should we open borders?
I learned that I can help personally. I set up a bike repair workshop, so that unaccompanied boys in the camp can graduate as bike mechanics who will be able to work for cash.

ここに来ようと決めたのは、自分が無力だと感じたからです。何が起こっているのかわからなかったし、国境は開放されるべきなのかと自問しました。
そして自分で直接手助けができると気が付いたのです。自転車修理を教えるワークショップを立ち上げました。保護者がいない少年たちはそこで一人前の自転車修理工となり、現金を稼げるようになるのです。

韓国からの来たチョヒは、世界一周のバックパック旅行の途中だ。

I want to help and serve refugees. I already helped Palestinian refugees in Jordan, so I had experience.
Here there are so many people and nationalities, even though I did not yet go to the camp, I expect to understand the life of refugees, and want to share some hope.

難民を助けたいし彼らのために働きたいと思っています。ヨルダンでパレスチナ難民を助けたこともありますし、経験があります。
ここには国籍も多様な人々がたくさんいます。まだキャンプを訪れてはいませんが、行けば難民の生活というものが理解できると思います。またいくらかでも励ましになればと思っています。

オランダから来たレンケ(34歳)は、ここでは指導官を務めている。

I have a Quaker background. I used to volunteer for homeless people and in a kitchen for an elderly community. One year ago, I went to a meeting, and the question was, if we believe, why not be in Greece and help people? I knew about Calais being a town too small to manage its refugee situation.
My life changed, I am here definitively. I used to come a few times, and after four trips, I thought, of course, I'll be back! After a year here I will reassess my priorities. My aim is to think positive and make the world positive.

私は元々クエーカー教徒でした。ホームレスの人たちのためのボランティアや、高齢者のために食事を用意するボランティアをしていました。1年前、あるミーティングに行くと、議題は、もし信仰があるならなぜギリシャに行って人々を助けないのか?というものでした。カレーという小さな町に、町の規模からいってとても対応できっこない数の難民がやって来ているのは知っていました。
私の人生は変わりました。私は思い定めてここにいます。ここには数回来たことがあったのですが、4度目に来たとき、また絶対ここに戻ってくる!と思ったのです。1年経ったら、自分の優先順位を見直すつもりです。私が目指すのは、ポジティブな考え方をして、世界をポジティブにすることです。

メキシコ出身のニエベスは、現在イギリス在住の33歳だ。キャンプで衛生用品を配布するショップを立ち上げるための研修を受けた。

I was worried about the refugee crisis and wanted to do something to help, but didn't know how. So I researched Help Refugees U.K. and the Auberge des Migrants. I started reading and saw stories about other volunteers.
I discovered that it is much easier to help than I thought. There are so many things anyone can do, just get started! And I love the environment, so many people, organized and getting things done!

難民危機のことが心配で、何か手助けがしたいとは思ったものの、どうしたらいいのかわかりませんでした。それで「ヘルプ・レフュジー」と「ロベルジュ・デ・ミグラン」のことを調べました。色々読み始めて、他のボランティアたちの話も目にしました。
手助けするのは、思っていたよりずっと簡単だということに気付いたのです。誰でもできることがとてもたくさんあります。まずは始めてください! また私はこの環境が好きです。大勢の人が、組織立って物事を成し遂げているのです!

Evening walk on the beach

夕方カレー海岸を散歩する「ジャングル」の住人。写真撮影:スザンヌ・レーン

一日の終りに、気力をまた充実させる

「ヘルプ・レフュジー」及び「ロベルジュ・デ・ミグラン」と過ごした日々は、確かにとても忙しい。一方、素晴らしい出会いや会話、新しい友情も生まれ、夜、一日を締めくくるのは夕飯とちょっとした笑顔だ。

Relaxing at dinner with our new friends. Photos Marie Bohner and Suzanne Lehn

友人と共にとる夕食。写真撮影:スザンヌ・レーン

より詳しい情報は以下にて(訳注:リンク先は英語もしくはフランス語です)。

ブログ:「おもてなしの渡航支援団
Twitter:ハッシュタグ#helprefugees(ヘルプ・レフュジー)。画像はこちら
Facebook:「ヘルプ・レフュジー」のページ。「ロベルジュ・デ・ミグラン」のページ。

欧州難民危機についての特集「避難先を求め欧州に流れ込む難民たち」はこちら(訳注:リンク先は英語です)

インタビューと写真撮影協力:マリー・ボネール
校正:Yuko Aoyagi