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オーストラリア:ソフトドリンクへの砂糖税導入に賛否両論

Sugar Tax report

砂糖税に関する報告、写真はグラッタン研究所による提供(CC BY-NC-SA 3.0)

オーストラリアの人々の間で グラッタン研究所の発表に関して意見が分かれている。 それは、いわゆる清涼飲料水の砂糖に対して税金を課すことで、肥満問題の解決につながるという説である。独立系シンクタンクが「砂糖入り飲料への課税は、肥満の人たちにかかるコストを取り戻すことができる」というレポートを発表し、それによると、

Australia should introduce a tax on sugary drinks to recoup some of the costs of obesity to the community.

The best option is an excise tax of 40 cents per 100 grams of sugar, on all non-alcoholic, water-based drinks that contain added sugar.

国は肥満によってかかる国家的なコストの埋め合わせのために、甘味飲料への砂糖税を導入すべきだ。
最も良い方法は、ノンアルコールで水ベースの全ての飲み物に、砂糖100グラム当たり40セントの消費税を課すことである。

と、述べている。
副首相のバーナビー・ジョイスは、この提案に関して「気が狂っていて、頭がおかしい」と、同じ意味をもつ単語を反復して用い、即座に反対意見を示した。この意見に栄養士のミランダ・ブレイクは賛同しなかった。

政府はこの数10年間、食べ過ぎをやめさせるよう努力してきたわ。その結果はどうなった? 世界は皆が肥満になるよう仕向けてきたのよ。

ジョイスは農業部門と協力関係のある オーストラリア国民党のメンバーの一員だ。

サッカーのたとえで言えば、ボールではなく人を蹴るように個人攻撃をするメディアの中には、告発されるべきものもある。

バーナビーの減量政策への抵抗が急速に広がって、世界的に流行るだろうと考えるのは早すぎる?

酒やタバコにかかる高い税率が偽善だという言いがかりは避けられない。ジョイスのツイートを受けて、オーストラリア税務局は「砂糖税で肥満問題は解決しないだろう」と、述べている。クリスチャン・ピーターソンは反論する。

しかし課税が、大量飲酒や喫煙の問題を解決するのは明らかだ。私たちの文化において偽善者や政治家が決まり文句を言うには理由があるのだ。

インペリアルタバコ会社の総務で働くアダム・クリーブは自らの宿敵をターゲットにした。

自分たちの嫌いなものに反発をしめしてばかりの、税金で賄われている圧力団体を減らすことで、予算コストのバランスはとれるだろう。

アーロン・レーンは、自由市場シンクタンク IPAについての自身の研究に結びつけた。IPAは小さな政府の伝統的な支持団体で、いわゆる過保護国家に対抗している。

私の2014年のIPA研究の中で、砂糖税は機能しない悪いアイデアのリストに既に入っている。

多くのTwitterユーザーは、この砂糖税の提案の裏にある動機について皮肉的だ。

砂糖税は人々から多くの金をむしり取る炭素税詐欺のようなものだ。

一方、ケイトリンシレットのように自己責任を当てにする考え方に反対する者もいる。

バーナビー・ジョイス「私は個人の自由でいいと考えている」
統計データ「その結果をごらんください」

歯科公衆衛生の専門家、マシュー・ホップクラフトはもちろん、歯のことを念頭に考えた。

肥満や虫歯、糖尿病を抑制するための砂糖税に反対する意見を多く聞くけれど、信頼できる代替案は出てこない。

シドニー・モーニング・ヘラルド新聞の経済担当編集者は課税に対して強い見解をもつ。

過保護国家は、健康を害する製品を売る産業の利益を保護している。

一方、他の人々は税の考えに囚われずに、アイデアを出している。

砂糖税を課すより、低所得者や年金生活者に新鮮な果物や野菜への補助金を出す方がよっぽど有益だ。

結局、肥満問題にどのくらいのコストがかかるのか、砂糖税導入で大きな違いは出るのか?
報告書の共著者ステファン・ダケットは、この問題を以下のポッドキャストで述べている。(CC BY-NC-SA 3.0)

校正:Moegi Tanaka