(原文掲載日は2017年3月6日です)
先月ツイッターにて自身がHIV感染者であることを告白した南アフリカのサイディー・ブラウン22歳に、全世界のインターネットユーザーから賞賛が集まっている。
両親が感染者であることから彼女は生まれた時からHIVに感染していた。しかし、10代前半の頃になって初めて、生まれつきHIVに感染しているたことを知った。
先月、彼女はそんな自分の人生をツイッターで公開することを決意した。
When I found out at 14 that I was HIV positive, I didn't think I would live to see 18,I am turning 22 this year. ❤❤ pic.twitter.com/drZDVCorPK
— Saidy Brown (@saidy_brown) February 24, 2017
14歳で自分がHIVに感染していると知った時、たぶん18歳まで生きられないだろうと思ったけど、今私は22歳になりました
HIV拡大予防を行う慈善団体Avertは、世界中に感染が広がったHIVウィルスの発生起源は南アフリカだとしている。2年前、すでに700万人の感染者がいる南アフリカで新たに38万人のHIV感染が確認されており、2015年には18万人もの南アフリカ人がエイズ関連症候群により死亡している。
南アフリカのエイズ基金によると、南アフリカでのHIVの 拡大の要因は貧困、不平等、社会不安、無防備な性交渉の蔓延、女性差別、性的暴行、移民労働者、医療格差および伝染病に対する適切な指導の欠如とされている。
「HIVの汚名を背負って生きる南アフリカの人々(原題:The People Living with HIV Stigma Index in South Africa)」と題する調査報告書(作成:人間科学調査評議会)は、HIVに感染した人の3人に1人は、周囲の人たちから汚名を着せられたことがあり、特に女性は男性よりその傾向が強いということを 明らかにしている。
ブラウンの勇気ある告白がツイッター利用者に賞賛されるのはもっともである。「ワコー・ジョエル」はツイッターで、彼女をアフリカのHIV/AIDS大使に任命すべきだと提案した。
OPINION: I think @saidy_brown a #SouthAfrican should be made #Africa‘s ambassador for #HIV_AIDS to deliver speeches at international level.
— Wako Joel (@wakojoel) March 3, 2017
意見:南アフリカ人のサイディー・ブラウンは、HIV/AIDSアフリカ大使になって、世界に向けてエイズに関する講演を行うべきです。
ウガンダのレコーディング・アーティスト、ギッツ・ビートは、ブラウンの勇気は他の人の模範となるべきだと言った。
Sometimes We need to be original in everythin nd feel free 2 speak out our minds, If @saidy_brown said it yesterday then u can say it today pic.twitter.com/p3JPzH0Z3u
— GittsBeats (@gitts_beats) February 27, 2017
私たちはときには、何事においても従来の枠にとらわれない自由な考えを持つ必要がある。そして臆することなく自分の考えを言葉に出すべきだ。サイディー・ブラウンが昨日告白できたのなら、今日は君が告白できるはずだ。
Sibusiso Msesiweは下記のように記している。
@saidy_brown Just read your article.In tears as I'm burying my 2nd cousin due to the virus.
I'm so proud of you.
Keep rising.
Love you tons!— Sibusiso Msesiwe (@SMsesiwe) March 2, 2017
私はつい先日2番目の従兄弟をこの病気で亡くし、涙を浮かべてあなたの記事を読みました。
あなたを本当に誇りに思います。
がんばってください。
愛しています!
デラ・ロベーラはブラウンの勇気にこう感謝している。
@saidy_brown you're my idol, girl!!! You're so amazing and powerful!!! Thank you for this lesson about life
— Della Rovere (@davies_kraft) March 3, 2017
あなたは私のアイドルよ!あなたは本当にすばらしくて力強いわ!!!人生のレッスンをありがとう。
ブラウンは、HIVに関する世間の受け止め方を変えるように努めたので、HIVと共に生きる人たちにとっての英雄になったと、マーク・ジェマンヤは考える。
@saidy_brown no one is immune to HIV/AIDS you're a champion to those who live with the stigma, keep on educating to those who are clueless
— Mark Gamanya (@markgamanya) March 3, 2017
サイディー・ブラウン、だれだってHIV/AIDSに対する免疫など持っていない。君は汚名を背負って生きる人たちにとっての英雄だ。何も分かっていない人たちに啓発を続けてくれ。
ブラウンの投稿から起こったこの感動的な波紋は世界中に広がっている。
@saidy_brown I read your story on the BBC website.
You must be an amazing human being!
I wish you much peace, health and success. ?????— Tiago Freitas (@_tifreitas) March 2, 2017
サイディー・ブラウン、君の話をBBCで読んだよ。君はきっと本当にすばらしい人なんだろうね。君の平和と健康と成功を心から祈ってるよ。
もし南アフリカのHIV感染者達がどのような問題に直面しているのか想像がつかないのであれば、匿名のツイッターユーザーからブラウンに向けられた下記の質問を見てほしい。
@saidy_brown if you became HIV positive in a carnal way, were you going to be as brave as you are?
— Scotch (@MMaenza1) March 3, 2017
もし肉体関係によってHIVに感染したとしても、いまみたいに勇敢になれるかい?
そしてそれに対しての彼女の返答は
Yes. Does how a person got infected matter? I mean HIV is HIV. https://t.co/DSthQSYPja
— Saidy Brown (@saidy_brown) March 3, 2017
なれるわ。どうやって感染したかなんて問題かしら?HIVはHIVよ。
その通り。ただ一人MMaenza1の質問の論拠に異議を唱えたツイッターユーザーがいた。
I am sorry @MMaenza1 but how is your question going to help the global #HIV problem? I agree with @saidy_brown does how you got it matter?
— Hondred Percent (@hondredpercent) March 3, 2017
すみませんMMaenza1、でもあなたの質問はどんな風にHIVの問題の解決につながるんだい?私はサイディー・ブラウンに賛成で、どうやって感染したかなんて関係あるかい?
米国のマイケル・トゥレスは下記の書き込みを行った。
@Nala_RSA @saidy_brown God bless you ! I think we are trying to let the world know that there is STILL life even in the darkest situations!
— Michael Très (@mtrestates) March 2, 2017
神のご加護を!暗闇の中でもまだそこには命があるってことを私たちは世界に伝えているんだ!