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インド:デリーでデング熱が流行、不安が広がる

[訳注:原文の掲載日は2012年10月29日であり、記事内容は当時の状況を反映している]

先週、長年インドで映画監督、脚本家、映画プロデューサーとして活躍した Yash Chopra (80歳)がデング熱で死亡すると、住民は事態を認識し、デリーの一部地域でパニックが広がった [en]。医師のもとには、デング熱に感染した疑いのある患者から医学的助言を求める電話が相次いだ。

デリーでは過去1ヶ月にわたってデング熱症例の増加が確認され、数名の死者を出した。インドの首都であるデリーの中でも南部地域で最も流行が激しい [en]。ネット市民は即座にツイッター上でデング熱の流行を報告した。

DelhiSMENews: デリーにおいてデング熱症例の登録数は増加し、75例が週末にかけて報告された。http://t.co/aQbVuL2i #News #Delhi

MitKat_Advisory: デリーのデング熱症例数は901例に到達。デリーへ行く人はデング熱に対して規定の予防策を講じる必要がある。

吸血中の蚊。mrfiza による画像(コピーライトShutterstock)。

YearOfRat: デリーでデング熱症例が920例報告された。昨日1日でひとつの病院を少なくとも患者30人が受診したことになる。

しかし、デリー市行政自治体(MCD)は案ずることはないとコメントしている [en]。一方、デリー連邦直轄領政府は、蚊に対する対策と意識向上キャンペーンが当該地域で不足しているとして、自治体やその他の市政団体を非難した。デング熱症例はインドの他の地域でも報告されている [en]。

ネット市民がツイッターとフェイスブックを用いて患者のために珍しい血液型をクラウドソーシングしようとする姿も見られた。

an_tyagi: RT @crazyabtsrk:みんな助けてくれ。O型でRhマイナスの血液が今すぐ必要なんだ(#bloodneeded)。場所はデリー(#Delhi)。重症のデング熱(#dengue)だよ。+919811916830まで連絡を。@FRAZASADのRTもよろしく頼む。

デリー在住のケニア人医師は、デング熱患者の身体にできる発しんを探していると、どのように恐怖が忍び寄ってくるのかブログに記述している [en] 。

鏡の中の自分の姿を調べずにはいられない。今も四方八方にうっとうしい蚊が目につくし、路上を小さくブーンといわせながら飛んでいく蚊を目にする(デング熱は日中人を刺す蚊によって伝染する)。道を歩いていて尻を蚊に食われていると感じると、いつもバチンと一撃かまして背中から追い払う(シャツは着ているのだが)。私は蚊による心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむことになるに違いない。

Robin は以下のように記述している [en]。

すべての蚊がデング熱を引き起こすわけではないとわかってはいるけれど、どの蚊に刺されるのかなんて調べられない。だから奴らを見るといつも蛇のように見える。奴らに刺されたあとでは、いまこのなじみのない場所で孤独なわたしの生死など誰もわからないだろう。

いつも自分の部屋をきれいにしたり、近くにある丸太には水がかからないようにしたり、殺蚊剤等も使ったりしているが、お手上げ状態だ。奴らはどういうわけか近寄ってきて刺してくる。

そういうわけで、デング熱は毎日繰り返し私を脅かしている。

このブロガーはデング熱にかからないようにするための助言もいくつか投稿している。

Dr. B. P. Tyagi は以下のように述べている [en]。

デリーの気候が暴風雨を伴いながら急激に変化しているため、ぜんそくやデング熱、マラリアの発症が増加する見込みである。

季節外れの雨によって、デング熱とマラリアを媒介する蚊が成長し、脅威はさらに増大するだろう。