グローバルボイスでは2014年12月初め、ネット上に拡散された一枚の写真を 取り上げた。 写っているのは、ヘルメットを着用せずに、
しかし、このような光景はベトナムに限られたものではない。東南アジアのほかの都市を訪れると、同様の交通安全違反を目撃することがある。
上記写真には、ヘルメットを着けずに小型オートバイを運転する、
一般市民の安全を守るためには、道路交通法を厳密に施行することが必要だ。だが、しばしば目にするのは、命を奪いかねない危険な乗り物を利用している、子どもを含む住民の姿である。彼らを見て思い起こすのは、多くの東南アジア諸国の不適切かつ非効率的な 輸送システムだ。 以下写真参照。
カンボジア。
インドネシア。ラッシュアワー時の列車は、乗客であふれることがある。
フィリピン。どんなに超満員でも、
Jeepney here in province be like … pic.twitter.com/xSThHDuxP7
— Alyssa Abordo (@AlyssaAbordo_) April 13, 2014
このジープニーは悲鳴をあげているわ……。
通信社の記者Jason Szepは、ミャンマーで旧式の輸送システムの 原因を探っている 。
Most vehicles, for instance, are right-hand drive, a throwback to British colonialism. Yet the roads are right-hand traffic, similar to the American system, reducing visibility and keeping drivers on perpetual alert.
例えば、ミャンマーの自動車の多くは右ハンドルです。これは英国による植民地支配の名残です。しかし、道路は米国と同じように右側通行なのです。つまり、右ハンドル車で右側通行というシステムが運転中の視界を狭くし、ドライバーを常に警戒状態においているのです。
東南アジア諸国は、2015年に迎えるASEAN経済統合へ向けた取り組みを進めている。それにともない、国内の輸送サービスも徹底的に見直す必要がある。なぜなら、輸送サービスの整備が各国の成長と生産性を押し上げ、そして何より重要な、自国民の安全を守ることにつながるからである。
最新情報: 2012年、ジャカルタでは乗客が列車の屋根に乗ることを阻止するために、コンクリート製のボールを設置した。(訳注:「ゴールボール」という直径約10cmのコンクリートボールをアーチ状の鉄製の枠に12個吊り下げ線路に設置。列車の屋根とボールの隙間は約25cm。屋根に乗客が乗ればぶつかることは避けられず、上るのはほぼ不可能。)