· 11月, 2012

記事 文学 from 11月, 2012

ノーベル文学賞の行方に、固唾を飲む中国

  2012/11/11

今年は、中国人作家の莫言氏と日本人作家の村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞する有力な候補者とみられている。中国が受賞する見込み、という興奮が高まっているが、莫言氏があえて文学の検閲に異議を唱えないことを遺憾に思う者もいる。

ロシア:立ち上がる作家たち

現在(2012年10月時)9人の作家がロシアの反体制派運動、CC選挙に出馬を表明していて、さらにもう1人が出馬を強く考えている。 しかしこの運動は作家だけが作り出しているのではない、ただ作家という職業の者が多くを占めているだけで大勢の人々が参与している。

メキシコ: 獄中の作家

メキシコでは今、刑務所から精力的に作品を発表し続けている作家がいる。彼の名はエンリケ・アランダ・オチュア。エンリケの文学への情熱は冷めることなく、「書く」だけではなく「読む」ことの魅力も刑務所内から発信し続けている。

エジプト:治安部隊が伝統ある書店街を破壊

9月7日の朝、アレキサンドリアのナビー・ダニエル通りにある書店街が内務省に破壊されたというニュースが流れた。治安部隊によって明け方にかけられた奇襲に対し、ネチズンたちは文化に対する戦争を仕掛けられたとしてムスリム同胞団を非難している。