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台湾:尖閣諸島問題

6月11日、台湾、日本、中国の間で領有権が主張されている尖閣諸島(台湾名:釣魚台)から11キロメートルの沖合いで、台湾の遊漁船「聯合號」が日本の海上保安庁の巡視船と接触し沈没した。

その直後、台湾の主流メディアはこの事故について報道した。特に政治討論番組や視聴者参加型番組では、この事故と尖閣諸島をめぐっての長年に渡る領土権論争について熱烈な議論が繰り広げられた。一方で、複雑な領有権の主張と漁業権に関する問題は、新しく選出された馬英九総統と彼の政府に課題をつきつけた。

馬総統は若いころ、尖閣諸島に対する台湾の領有権主張を情熱的に擁護した。彼はまた、陳水扁前総統についても、領有権主張の問題について積極性が十分でなかったと感じたとし、非難した。しかし、事故は台湾と中国の関係者間での話し合いが行われているという微妙な時期に起きた。

台湾、中国、日本が尖閣諸島の領有権を主張しているが、日本の管轄にあると認識されている。事故の対応がこれらの歴史的、政治的、そして経済的問題ともつれ合い、問題はさらに厄介になった。台湾にとっては、領有権問題は避けられない課題であるばかりでなく、未解決の問題でもある。

多くの台湾の政治家は事故の対応について日本に厳しい態度を示すよう求めた。中華民国(ROC)の劉兆玄行政院長は、議会答弁で、台湾と日本両政府が外交日本との交開戦の可能性も排除しないと述べた。

台湾と日本政府の間に突如として起こった緊張は、台湾ブロガーに衝撃を与えた。ブロガーたちは、政治的スペクトラムの様々な方面から、この事故について各自の意見やコメントを述べている。

ブロガー Da-Dou(大豆)は、この事件について単に事故として扱った日本メディアの報道を引き合いに出している。衝突事故について日本メディアの比較的バランスのとれた報道に比べ、台湾のメディアが引用したほとんどの発言は台湾漁船の乗組員と関係者のものだった。

Da-Douは、漁船の船長が主張するように、日本の海上保安庁の船によって沈没するまで故意に衝突されたのか、真偽を問うている

相較於日本媒體,台灣媒體並沒有對於另一方當事人的說詞作任何查證或基本的平衡報導。只是單方面強調船長的說法,並沒有作到客觀中立。 ………….

日本のメディアと比べると、この事故についての台湾メディアの報道は、調査もしないで沈没した台湾漁船の船長の発言だけを取り上げ、この事故に関わったもう片方の相手である日本側からの発言をまったく無視しており偏っている。台湾メディアは客観性と中立性が欠けていた・・・

無論釣魚台是否為我國領土,聯合號的行為都「顯然違法」,根據「娛樂漁業管理辦法」第24條規定

娛樂漁業漁船活動時間全天二十四小時開放。但每航次以四十八小時為限。 娛樂漁業漁船活動區域以臺灣本島及澎湖週邊二十四浬內及彭佳嶼、綠島、蘭嶼週邊十二浬內為限。

也就是說,因為聯合號不是「漁船」,而是「娛樂(海釣)漁船」,照理說到釣魚台附近超過九十海浬的地方根本是違法的,並且根據出發前應繳交的娛樂漁業漁船航行計畫資料表,其「航行計畫」一欄也完全登載不實。而且聯合號違反法令航行顯然不是第一次了。

釣魚台が台湾領土の一部であろうとなかろうと、遊漁船・聯合號は明らかに法を侵した。娯楽漁業管理弁法の24条では:

「娯楽漁業の遊漁船活動は24時間認められている。しかし、一回の公開は48時間に制限されている。」そして、「活動が認められている区域は、台湾本島および澎湖島周辺の24海里以内、さらに彭佳嶼、緑島、および蘭嶼の周辺12海里以内」

とされている。

つまり、「聯合號のような娯楽漁船が釣魚台近くまで90海里も沖合いに行く」ことは違法だ。さらに、聯合號が出港する前に当局へ提出されていた航行計画によれば、遊漁船の航行計画のデータ表が、彼らが実際に航行したものと合致した。だから、実は聯合號が法律に違反したのは今回が初めてではない。

別のブロガーPauは、どの国が尖閣諸島の領有権を主張しているかに関係なく、日本は海上保安庁の巡視船との衝突によって沈没した船の責任を負うべきだと指摘している。

回頭來看這次聯合號事件,日方絕對沒有任何理由跟立場扣留船上任何人。聯合號上插的是中華民國國旗,不是日本國旗,船上所有人都是中華民國國民。姑且不論釣魚台爭議,日方撞沉我方船隻就是侵犯我方主權,插著我方旗幟的船隻,就等於中華民國領土,豈能容日本人將之撞沉。撞沉我方船艦扣留我方人員,視我方主權為何物?

この予期しなかった事故を振り返って見ると、日本には漁船の乗組員を拘束する理由や根拠は何もない。聯合號にかかっていたのは中華民国の旗で、日本のものではなく、言うまでもないが船の乗組員はすべて中華民国の国民だ。そのうえ、我が国の旗をつけた船は、中華民国の領域の一部と見なされる。長く続いている島の領有権をめぐる争いは別として、日本は台湾国旗を掲げた船に衝突することで、我が国の主権を侵した。これは許されないことだ!我が国の船に衝突し、我が国の市民を拘束したとき、彼らは主権問題を考えていたのだろうか。

ブロガーYu-Wen Huan(宇文渙)は、この事件で義和団事件を思い出している:

台灣民意代表們鋪排的抗日秀 真是精彩絕倫 從高呼不惜一戰 送霹靂幹員護漁 要國防部長開飛機去繞一圈 進而升高軍事對峙都有兩位聲望最低的部長—外交部和國防部 這下好不容易找到可以翻身的機會 都是狠話、大話盡出 因為再沒有比愛國心 更便宜、更方便販賣的道具了越遠離戰場 人就越好戰

こういう代表たちがお膳立てした反日劇は素晴らしい。「必要なら戦争も」と主張したり、漁師たちを保護するために特殊部隊を派遣したり、国防大臣に諸島へ飛んで行くよう要求したり、軍事状況を強調したりしている。評判が一番悪い外務大臣と国防大臣は、その状況を変える機会得た。彼らの口調は激しく、言葉は際どくい。それは愛国心ほど安くて受けやすいものはないからだ。戦場から遠い時ほど、人びとは好戦的だ。

NanFangSao schoolXiao Ming(小明)は:

聯合號不是「漁船」,不是一般漁民去捕魚,是向釣客收錢載人出海釣魚去。這種攬客出海釣魚的營利船,居然可以到處走透透到處去享受姜太公釣魚樂趣,怪也不怪?這次沒被日本修理,會不會哪一天他跑到北極去賞北極熊呀!!現在是怎樣?「四海一家」,你家就是我家嗎??怎麼可以這麼自由呀!什麼「海洋國家」,我棉的船老大早就這麼做了~>_<~ 釣魚台是台灣的?我的感覺,這種說法和「東起烏蘇里江、黑龍江…西到帕米爾高原噴赤河,南到增母暗砂……都是中華民國固有疆域」的說法,還真的有異曲同工之妙。乾脆說月球、火星也是中華民國領土不是更好??

聯合號は漁船ではなく、(乗組員は)普通の漁師ではない。むしろ彼らは乗客を釣りに連れていくことで金儲けをしている。この様な船は釣りを楽しむためにどこへでも行く。変だと思わないか?もし今回日本の海上保安庁の巡視船に衝突されていなかったら、彼らは次に北極へホッキョクグマでも見に行ってたのか?それで、「世界は一つの家族」で、他人の家も自分の家?人びとが「台湾は「海洋国家」だと言うとき、聯合號に乗っていいた人たちはもうすでにそれを達成している。「尖閣諸島は台湾に属している」と主張する人たちは、「中華民国の領土は東の烏蘇里江や黒竜江、西のパミール高原やパンジ川、南の增母暗砂まで及んでいる」と言っているのと近いと思う。月や火星も中華民国に属していると言ってしまえば?

一方、台湾のブロガーWalterは、台湾人は自分たちのことを奴隷のように扱うのが好きだと言っている。彼は台湾の弱点と尊厳のなさを悲しんでいる:

我當然覺得上戰場打仗真是人生最大悲哀 可能一槍就被不知道哪來的流彈爆頭而死、也可能一顆炸彈就讓你灰飛煙滅? Than? 所以台灣該把戰爭這個選項移除? 我也怕死,我也想組美好家庭、簡簡單單到老。 但台灣人真的如此沒有尊嚴?別忘了,台灣對釣魚台在憲法上是劃為”國土”的。

もちろん、私が思うには戦争に行くことは人生で一番悲しいことだ。流れ弾や爆弾に当たって死んでしまうこともある。じゃあ、この理由で台湾は戦争をするという意見は排除するべきか?私は命を失うことは怖い。ただ普通の家庭を持って素朴な生活を送りたいだけだ。だけど、台湾の尊厳はどうなる?憲法では釣魚台が私たちの領土の一部であることを忘れてはいけない。

香港のKatanaは、事故原因の隠された理由はそれほど単純ではないと見ている:

這一撞,可能是日本鷹派跟台灣那批不想眼見國民黨跟中共之熱擁情況的在野派,暗手出招,陷你馬英九一個政治危機,小馬哥強則得罪日本,不強又跟不上中國對此事件的強烈回應。中國此次如此強和快反應向日本罵,明顯跟暖春時態度不統調,可見又是中國鷹派給胡、溫的一個回馬槍。

この予想外の衝突事故は、中国国民党と中国共産党が手を組むのを嫌った日本のタカ派と台湾の権力のない政治家たちによって秘密に仕掛けられた罠かもしれない。馬英九総統を政治危機へと落とし込むためのものだった。馬総統の姿勢は日本政府を怒らせるのには強くないかもしれない。しかし、彼の姿勢が強くなければ、この事故に対する中国政府の激しい反応に後れを取ることになる。中国政府はこの事故について、即座に日本政府を厳しく非難し、これは「暖かい春」会談の時に示した態度とは明らかに異なるものだ。だから、中国のタカ派が胡錦濤と温家宝に再び信頼を置いているのは明らかだ。

馬英九の大統領選挙オフィシャルサイトで、コメント者wiixdhsuは日本に厳しくなるべきだと言っている。尖閣諸島を台湾政府推薦の観光地にしてはどうかと彼は言っている:

日本這國吃軟不吃硬,對於捍衛主權的做法應該在行動要更強硬一點,舉南韓為例,日本也宣稱獨(竹)島他們擁有主權,可是南 韓採取強烈作法捍衛主權加派巡邏艦巡邏,最後甚至開放民眾遊客到獨(竹)島觀光,獲得人民一致支持,日本毫無辦法。我們政府應該規劃開放陸客來台並且也將釣魚台納入旅遊景點,派巡邏艦巡邏,徹底捍衛釣魚台主權,我相信此舉一定能獲得兩岸三地的民眾全面支持。

日本はいつも穏やかなアプローチには譲歩するが、強硬なものは拒絶する。しかし、私たちの主権を守るためにはもっと強気の行動を取るべきだ。一番良い例は韓国だ。日本と韓国はリアンクール岩礁(日本名:竹島、韓国名:独島)の領有権を主張している。韓国は強硬な措置を取り、巡視船を送ったり、観光客の訪問まで許可した。韓国人は全般的にこの行動を支持した。日本はこれに対し何もできない。台湾政府は中国人観光客の受け入れを許可すると同時に、釣魚台を推薦観光地にするべきだ。さらに、釣魚台付近の領海に巡視船を送る必要もある。このような行動を取り、我が国の主権を断固として主張しなければいけない。この様な行動は、大中華圏の人びとから支持されなければいけない。

ブロガーBillyPanは、尖閣諸島問題についての政治家の情熱は短期的なものに過ぎないと言っている:

愛田友,蒼井空,穗花,小澤瑪利亞,麻美來台灣當Show Girl,台灣人馬上就忘記釣魚台在那裏了。

もし愛田友、蒼井空、穗花、小澤マリア、麻美などの日本人AV女優がショーガールとして台北に招待されたら、台湾人は釣魚台がどこにあるかなどすぐに忘れてしまうだろう。

人気がある落書きサイトVeryXDのユーザーによって作成・掲載された、元中華民国総統で軍事独裁者蒋介石のおかしい写真がある。蒋の憂うつな感情表現がなんとなくおかしく、キャプションには「尖閣諸島は日本には渡せない」と書かれている。

The Diaoyutai Islands cannot be given to Japanese

最後に、ブロガーLovelvislateの切ない言葉と絵で締めくくりたい。彼のエントリーも、多くの台湾人の考えを反映していると思う。

釣魚台不是台灣的,也不是中華民國的,因為我們從來沒有保衛過它, 馬總統也別再說屁話了,我們不可能保衛它,也不可能為它與日本一戰,不可能的。 ………………… 如果是別的國家的漁船靠近釣魚台,日本是不可能如此的,我們必須面對現實, 就是我們很好欺負,個性溫和,總是逆來順受。

台湾に釣魚台の領有権があったことはない。中華民国もだ。馬総統、お願いだからもうバカなたわごとは止めてくれ。台湾が釣魚台を守ることなど不可能だし、この諸島をめぐって日本と戦うこともできない。不可能だ。・・・もし釣魚台に近づいたのが台湾ではない国の漁船だったら、日本は同じことはしなかっただろう。私たちが向き合わなければいけない現実とは、私たちが簡単にいじめられてしまうことだ。私たちはいつも温和な態度のためにいじめに耐えている。

我們必須面對現實,我們所有的不安都是來自不面對現實,現實是—我們不是一個國家, 我們沒有主權獨立,只有內政獨立,我們的軍隊,是名符其實的自慰隊。 美國也不可能會保衛台灣,美國、日本與中國都不承認中華民國的存在。 別傻了,釣魚台從不是我們的,忘了它吧。

この事実は、私たちの動揺のもととなっている現実につながっている。現実的に、台湾は内政問題を独自に対処している政治的な実体であり、主権を持った独立国ではない。台湾の軍隊が実際にできることといえば自衛ではなく自国を慰めることだけだ。アメリカも台湾を守るために軍隊を派遣することはまずできない。どっちにしろ、アメリカ、日本そして中国は台湾を国家として認めていない。だから、ふざけてはいけない–台湾は釣魚台に対して主権を持ったことはないのだ。もう忘れた方がいい!

中文英訳:Abstract、 Pipperl
校正:Solana Larsen

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