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ミャンマー:ネチズン、BBCに謝罪を要求

ミャンマーのネチズン数人が、BBCが公表した民族集団の分布地図に対し、謝罪を要求している。彼らは、BBCのレポーターAnna Jonesが2010年11月5日に掲載した記事「ビルマの民族集団における厳しい見通し」に、不正確な地図を使用したと主張している。

この地図では、ラカイン(アラカン)州が少数派であるロヒンギャであると説明しているが、この州に居住するのはラカイン(アラカン)族だとネチズンは主張している。さらに、地図には不適切な描写があり、シャン州がシャン族と、ワ族の2つの民族によって示されている点、またAyeyarwaddy地区とカヤー地区が、カレン族によって示されている点などが、ミャンマーの公式な民族・州の定義と一致しないと述べている。

 

ミャンマーのネチズンたちは、BBC BurmeseのFacebookページに殺到し、「ロヒンギャをミャンマーの一民族として報道したことに対し、同報道局のミャンマー国民への公式な謝罪を求める」とコメントした。

Thein Tun Zanは、ラカイン族とロヒンギャの関係について記し、ミャンマー国民に代わりBBCからの正式な謝罪文書を要求している。

ミャンマーのアラカン州におけるムスリムのベンガル人移民は、香港、マカオ、南アフリカに住むキリスト教徒のイギリス人の存在に似たようなものだ。

(アラカン州に住むムスリムのベンガル人は)イギリスにいる、アラブ世界からのムスリムの移民の存在ともなんら変わりない。 ムスリムのアラブ人がいることで、イギリスがアラブの国になったり、アラブ系ムスリムの州になったりするわけではない。

私が言いたいのは、アラカン州は決してベンガル系ムスリム移民の州ではない、ということ。ロヒンギャとか、その他の名前で彼らのことを呼んだとしても、アラカン王国をつくり、そこに数千年も生きているアラカン民族の一部とみなすことはできないよ。

BBC御中、Anna Jonesの記事の民族分布地図には、事実とは異なった描写や偏見がかった説明があり、これはアラカン民族にとって名誉毀損にあたる深刻な誤りだ。

それゆえ、私と、この投稿に賛同し、「いいね!」をクリックしたすべての人々は「BBC」に対し、ただちにAnna  Jonesの記事への訂正、および、あなた方の誤りについての謝罪を要求する。

別のネチズン、Khaing Minn NyoはBBC Burmese のFacebookページにコメントしている。

BBC Burmese Newsと編集部御中、あなた方の放送局はAnna Jonesの記事の誤った情報について、何かすべきだ。あなた方のニュース番組が、本当にビルマを民主主義に変えたいと考えているなら、誤った情報を報道すべきではない。BBCに幸運を祈る。私は引き続きあなた方の対応を待っている。

Nyan Myint Aungも、失望感を表している。

彼らの目的がわからない。でも完全に間違っている。絶対に反対だ。

Aye Maungはラカイン族のひとりで、現在スコットランドにあるAberdeen大学で 学んでいるが、彼はロヒンギャの権利を支持している。だがラカイン族の このような要求が州を分裂させることにならないかと危惧している。 一方でNaing Zawはミャンマーのロヒンギャとタイのビルマ人を次のように比べている

400から600万人のビルマ人がタイに住んでいる。これはタイの全人口の10パーセントをビルマ人が占めているということだ……BBCは、私たちが市民権や、あるいは民族としての認知を要求できるよう、 タイの地図上でミャンマー人に対してわざわざ印を付けるだろうか??? 移民受け入れの扉をほとんど閉めきっている政策のせいで、ほとんどのミャンマー人が基本的人権さえも否定され、徹底的に搾取されている……。もしあなた方の情報がミャンマーの人々の関心を誠実に捉え、報道しているのであれば、しっかりと考え、報道し、「正真正銘の」ミャンマー人のために、ひどく、非人道的な搾取について報道し、世に示してほしい。

数百もの不満がBBC BurmeseのFacebookページに投稿されたのち、BBCは当初、何も公表せず、その地図を記事から削除した。のちに、BBCは地図を修正し、ラカイン(アラカン)族の人々とロヒンギャをラカイン州に住む民族として示した。修正された記事には、下記のような注釈が付け加えられ、投稿されていた。

2011年10月28日更新:この記事に記載された地図は、2011年10月27日、修正を加えるために一時的に取り下げました。現在、更新された記事(ラカイン族のセクションを含む)を掲載しています。

数人のネチズンはBBCに公式な申し立てを行ったが、この申し立てはBBCの「お客様の声に対するBBCからのご回答」のページにはまだ掲載されていない。The BBC BurmeseはBBC News Onlineからの回答として、彼らのFacebookページに下記のように投稿した。

ご意見ありがとうございます。この地図は、ビルマのすべての民族集団について網羅的に示すことを目的としていません。むしろ、この地図においてはとくに注目すべきなのは、ビルマ政府との紛争や対立によって、危うい状況にある少数民族がビルマ国境地域付近に集まっているということです。ロヒンギャとアラカン州を結ぶ線は、州の所有者を示したものでも、ラカイン族の存在を軽視したものでもなく、ただ単に、ロヒンギャがどの州に住んでいるのかを読者に示そうとしたものです。ロヒンギャのイメージを説明する文章にも、ロヒンギャがビルマの市民権を与えられていないことは明示してあります。今回、当協会では地図をロヒンギャがどこに居住しているのかをより明確に示すために、線を調整しました。また、ラカイン族について一節を追加しました。さらに次のページでは、少数民族と認知されている民族集団の区別を明確化するために文章を一部訂正しました。BBC  Newsのウェブサイトをお読みいただき、ありがとうございます。

この記事に1時間以内に反応した人はおよそ70人、そのうちの多くが、ミャンマーの 民族についての間違った数字と不正確な可視化について、BBCは依然として謝罪する 必要があると言及している。Chan Myae Khine はこれについて下記のようにコメントしている。

ラカイン州の所有民族が誰かということを示すことが地図の意図ではなかったといえ、ミャンマーについてよく知らない読者にしてみれば、ロヒンギャがミャンマーの重要な民族集団のうちの一つだと思っただろう。そしてもし、BBCが誠実に少数民族を記したかったのなら、Le  Su, Inn Thar, Myo,Thetを含む、100以上の民族を必ず記さねばならない。

このような誤ったビジュアルを使うこと自体、読者にミャンマーの実情や歴史について誤った解釈を植え付けている。だからこそ、BBCやジャーナリスト、この地図の作成にかかわった人物は誰であれ、ミャンマー国民に謝罪すべきだ!!!

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