最新の記事 Kazuko Ohchi
サウジアラビアで新たに禁じられたのは…火星旅行
サウジアラビアの宗教学者がアル・ハヤト紙に語ったところによると、火星へ行くことは人類にとって禁止事項に該当するそうだ。それを受けた市民の反応は―
「屋外での活動を控えてください」―― 北京の大気汚染が史上最悪レベルに
高濃度のスモッグが首都の空を覆う日が4日続いた1月半ば、目を疑うほどの汚染指数にメディアはトップでこれを報じ、環境問題への発言がますます増えている中国のネット社会は一気に色めき立った。
インド:アッサム州で民族間衝突――その背景にあるもの
インドのアッサム州で、地元部族のボド族とイスラム系住民による衝突が発生。少なくとも32人が死亡し、さらに多くのけが人が出ているという。衝突が発生して以来、約7万人が村を離れ、避難キャンプに逃れている。コクラジャール地区とチラン地区では、ボド族の村もイスラム系住民の村も襲撃や焼き討ちにあっており、そうした村の数は少なくとも60に達している。
ブラジル:現代の奴隷――その撲滅のために私たちは何をすべきか
ブラジルでは1888年に終わりを告げたはずの奴隷制度。しかしこの国では、現代の奴隷制度ともいうべき労働者搾取が今も行なわれている――地方でも大都会でも。
ウクライナ:アンナ・ボイコが歩んだ人生のストーリー
「祖母は朗らかで器用な人で、同時に逞しさも持ち合わせています。これまで多くのことを経験してきたので、知識と思い出がとても豊富です」―75歳の祖母をそう評し、その人生を綴ったブログ『アンナ・ボイコが歩んだ人生のストーリー』は多くの人を魅了している。Tetyana Bohdanovaがリポート。
中国・香港:列車内での口論が香港-中国間の論争に発展
香港の列車内で中国本土の旅行客が飲食をし、それを咎めた乗客との間でトラブルとなった。香港で中国政府の影響力が拡大するなか、中国本土と香港の間では数々の論争が巻き起こっている。この一件はその最も新しい事例である。
ブラジル:「ブラジルはGDPでイギリスを抜いた。それで?」
ブラジルがGDPでイギリスを抜いたというニュースがブラジル国内を駆け巡った。愛国者は鼻高々で楽観的だが、一方で、もっと憂慮すべき数値に目を向けている人もいる。GDPが6位で人間開発指数が84位、この意味に焦点をあてるブロガーもいる。
エジプト:反政府勢力、内閣総辞職に冷めた反応
エッサム・シャラフ暫定首相率いるエジプト内閣が総辞職を申し出た。これに対し軍最高評議会(SCAF)は、総辞職を承認すべきかまだ決めかねている。タハリール広場の内外で発生しているデモ隊と軍・警察隊との衝突は今日で3日目に入ったが、内閣総辞職の申し出がこの場に新しい展開をもたらすことはなかった。デモ隊の要求はあくまでもSCAFの権力放棄と民政移管である。
エジプト:2011年議会選挙に向けて、準備万端
エジプト議会選挙が11月29日より始まる。ムバラク前大統領の失脚後初めてとなるこの選挙について、そのプロセスや課題はすでにネット上でも話題に挙がっている。ここでその話題を確認してみよう。
イエメン:「女性たちがベールを燃やした」
イエメンの女性たちが今日(2011/10/26)、サレハ政権の残虐性と暴力行為に対する抗議の証として、ベールやスカーフを燃やす行動に出た。サヌアやタイズでは政権の弾圧により一晩で約25人が殺されたこともあるうえ、最近では女性もその標的となっていることへの抗議である。このベールを燃やすという行動は、一部が誤解しているような、女性の権利やイスラム教徒のベール着用に反対する趣旨のものではない。これは助けを求める叫びである。そして今回の行動は特にサレハ政権にその的を絞ったものである。