記事 法律 from 4月, 2012
アメリカ:「私もトレイボン・マーティンだ」
フロリダで起こったトレイボン・マーティンの殺害に対し、アメリカ人はおろか世界中のネットユーザーの憤りは勢いを増すばかりだ。この若者はサンフォード市の自警団によって、店の入り口で銃殺された。多くの人々にとって、これは人種差別的殺人であり、フロリダの「自衛法」の成否について疑問を投げかけられている。
ブラジル:現代の奴隷――その撲滅のために私たちは何をすべきか
ブラジルでは1888年に終わりを告げたはずの奴隷制度。しかしこの国では、現代の奴隷制度ともいうべき労働者搾取が今も行なわれている――地方でも大都会でも。
インド:インターネット企業、ネットコンテンツの検閲に屈す
インドが大きく後退することになったのは、インド政府が、Google、FacebookやTwitterなどの20の主要なインターネット企業に対して、「反宗教的」な内容や「反社会的」な情報を含むネットコンテンツをインド市民が閲覧できないよう検閲する計画を要求したときにさかのぼる。
エジプト:女性の離婚する権利が国会で議論される
民主化への前進であると見なされていたにも関らず、新しいエジプト議会は、国の差し迫ったニーズとは関係なさそうな問題について議論を続けている。最近は、女性から離婚する権利を剥奪するという国会議員の提案が議論の的だ。
ロシア:エイズの流行―「ロシアよ、恥を知れ」

国際組織はロシアで AIDS が流行していることや、この流行に対処しようとする際にロシアが直面するハードルに注意を向けている。近年、国際社会が注目しているのは、ロシアの医療体制や感染者はスティグマを押されてしまうこと、さらにロシアの薬物政策である。 Donna Welles が報告する。
マケドニア: スコピエにおける大気汚染のオンライン公表の透明性が問題に
市所有のオンラインシステム「スコピエブリージング」は住民に大気汚染レベルに関する情報を提供していたが、2011年1月上旬にサービスを停止した。なぜこのような重要なツールが元通りになる可能性は低いのか。現地の NGO が説明してくれたことを Filip Stojanovski が翻訳した。