8月にも書いたように 、YouTubeとThe Pulitzer Centerは、ジャーナリスト志望者のためのコンテストProject: Reportを開催する。先日、条件とルールが発表された。応募者の資格は、YouTubeが正式にローンチされている国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、韓国、ニュージーランド、スペイン、オランダ、U.K.(イギリス、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ)、アメリカの50州とコロンビア特別区)の合法的国民であることだ。3つあるうちの1つ目の課題は、英語もしくは英語の字幕付きの3分以内のビデオで、自分のコミュニティーから、世の中の人が知るべきだと思う人物を紹介することだ。
1万米ドルのフェローシップとラップトップ・コンピュータを勝ち取ろうと思うジャーナリストの卵のために、応募作品に期待されるストーリーやスタイルの例として、ビデオ・シリーズがアップロードされている。一つは、レポーターのトレーシー・チャングが実際にビデオを企画・制作する過程を追った三部作である(第一部, 第二部, 第三部)。ストーリーを効果的に伝える方法のアドバイス付きだ。また、別のビデオでは、Pulitzer Centerがスポンサーするジャーナリストであるベス・マーフィーが、ビデオの対象となる人物の上手な選び方を伝授する。目指すべき作品の例としては、イラク戦争の退役軍人であるカーク・ジョンソンのビデオがアップロードされている。ジョンソンは、アメリカを支援したことで危険にさらされているイラク人の援助活動を行っている。
また、それ以外にもビデオの例がコンテストのYouTubeチャンネルにアップロードされている。例えばavmendes1によるサイモン・ミシビのビデオだ。南アフリカのパラリンピック選手であるミシビが、家族へ希望をもたらす模様を伝える。
このタンザニアからのビデオでは、アフリカの少女の教育を支援する団体であるCamfed internationalがヤシンタという女の子を紹介している。ヤシンタは、学費を貯金するために召使として一年半働いていた。Camfedが彼女の学費を負担することとなり、現在では将来的に兄弟の学費を払えるよう、勉強に打ち込んでいる。
YouTube Project:Reportのルールの詳細は、このページで公開されている。第一ステージの締切は、10月5日だ。対象の国に住むディアスポラのブロガーや、外国に住む対象の国民へ – あなたのヒーローを世の中に広める素晴らしいチャンスではないだろうか。