記事 特集 from 8月, 2012
ミャンマー:電力不足への抗議広がる
ミャンマーの複数の町で起こった停電が国内の平和的抗議活動に火をつけた。抗議者の中には拘束されるものもいたが、電力不足に対して憤る一般住民や消費者が結集することを止めることはできなかった。さらに、抗議者は自国が電力不足にもかかわらず、中国へ電気供給を続ける理由について、政府に説明を求めている。
サウジアラビア:「売春婦」と呼ばれた女性アスリートたち
保守的なサウジアラビアから初めて、2012年ロンドンオリンピックに二人の女性が出場する。彼女たちの参加により、「オリンピックの売春婦」というツイッターハッシュタグが現れた。
Create UNAOC 2012:異文化対話アプリとゲームのコンテスト
最近立ち上げられたCreate UNAOC2012というコンテストは、異文化間の対話を促進する革新的なアプリや携帯電話ゲームを制作する機会を世界中の開発者に与え、国際対立や緊張を減らすことを目指す。あなたのアイデアを応募する方法を確認しよう。
ミャンマー西部で発生した暴動に対する見解
ミャンマー西部、ラカイン州での暴動事件によって、数十人の死者が出、二千以上の家屋が全焼、三千人以上の住民が非難を余儀なくされている。この事件はだれの責任なのか?人種差別や憎悪を広めるためにインターネットはどのように使用されたのか?この複雑な問題に関する一般市民の意見はどういったものだろうか?
チュニジア:オンラインプラットフォームで警察官の横行を監視
Yezzi は警察の横行や不正をレポートするチュニジアのコラボレーション・プラットフォームだ。長年、チュニジアでは警察が腐敗し、権力乱用は見過ごされ、処罰を受けることもなかった。国民はこのような間違った行いについて内輪で話すことはあっても、公の場で公正を訴えるのはごくわずかの人だけであった。Yezzi の目指すのは、その環境を変えることである。
ロシア:人権活動家、精神病院収容を迫られ国外に逃亡
ブロガーであり、カレリア共和国の青少年人権グループのリーダーである人物が、ネット上でロシア正教会を批判する発言をしたことを理由に、検察による数ヶ月間の尋問を受けた。検察は尋問の中で彼を精神病院に拘禁すると脅し、これを恐れた彼はロシアからポーランドに逃亡した。その全貌をAshley Cleekがレポートする。
マケドニア:数十年の歴史ある詩の祭典に注目を
ポルトガルの映画製作者André Soaresは、『詩の夕べ』 という国際的な詩の祭典に関する 短編映画 を上映している。 『詩の夕べ』は、マケドニアの Struga という街で1962年以降半世紀にわたり毎年開催されている祭典だ。
タイ:赤シャツ隊バンコクへ再び
多くの死者が出た反政府デモ取り締まりから2年。数万人の赤シャツ姿のデモ隊が再び集まり、集会を行った。
あなたが知らないアフガニスタン、Hashtagで共有
アフガニスタンの発展を取り上げるメディアは大抵、恐ろしいイメージを抱いている。メディアというレンズを通すと、アフガニスタンは暴力や戦争に溺れた国として描かれてしまう。しかし、戦争で疲弊した、この美しい国を異なった角度で伝えてくれる写真家も多い。
チリ:サンティアゴ、ホームレス点描
世界中の多くの都市と同様、チリのサンティアゴにおいても、寒い冬はホームレスの人々にとって命の危険にさらされる辛い季節だろう。Demotixに投稿したアレハンドロ・ルストムの写真は、チリの首都で暮らすホームレスの現実を写し出し、市民グループの支援の様子にもスポットを当てている。