記事 特集 from 12月, 2012
タジキスタンにおけるレーニン 「マシなヒットラー」それとも「真の英雄」
タジキスタン当局は独立後、各地にあるソビエト時代に建てられたウラジーミル・レーニンの像をほとんど撤去した。これを巡る議論がタジキスタン国内で加熱している。レーニンは「ましなヒットラー」というブロガーもいれば、「真の英雄」だというブロガーもいる。
米大統領の「キス」に揺れるミャンマー
歴史上初めてミャンマーに足を踏み入れたアメリカ大統領となったオバマ氏を、数千人の人々が出迎えた。ミャンマーの人々はスピーチの内容や外交政策について議論したが、特に話題となったのは、大統領が野党のリーダーであるアウンサンスーチー氏にキスを贈ったことだ。ネットユーザーは#Oburmaというハッシュタグで、オバマ氏の動向を見守った。
レバノン: 誰が情報機関トップのウィサム・アル・ハッサンを殺したのか?
レバノンのベイルートで爆発が起こり、レバノンの情報機関トップのウィサム・アル・ハッサン氏を含む8人が死亡、約80人が負傷したとされる事件で、死亡したハッサン氏の命を狙った犯行について、シリア、イラン、ヒズボラ、そしてイスラエルのすべてに疑いがかかっている。(10月20日時点)
YouTubeの新しい顔ぼかし機能を使う市民ジャーナリストへのアドバイス
市民メディアの重要性が増しているこの頃、公開される動画からある特定の人物が特定され、危険にさらされる可能性もある。ここでは、YouTubeが最近リリースした顔にぼかしを入れる機能と共に役立つアドバイスを提供している。
数千もの人々がマララの日を祝い、ノーベル平和賞請願書に署名
2012年10月9日にタリバンのメンバーから銃撃を受けた15歳の教育活動家マララ・ユスフザイさんが徐々に回復してきている。2012年11月10日、世界中の人々が3,200万人の学校へ通えない少女たちの希望の光としてマララさんを祝った。
エジプト:打倒!”モルソリーニ”!
人々はカイロの中心部でありエジプト改革の中心地でもあるタハリール広場に戻り、大統領の辞任を要求している。その場所はモハムド・モルシ自身が大統領に選出された場所でもある。彼らの抗議は本日(2012年11月30日)発表された、イスラム主義勢力によって練られた拙速な憲法草案に対しても行われている。この新たな草案は、旧エジプトの政府システムを反映させた草案で、女性の権利と言論の自由を侵害する条項を含んでいる。
イラン制裁:誰が市民の医薬品を盗んだのか?
前例のない制裁の影響を直に受けた結果、イランでは医薬品が不足し600万人の患者の命が危険に晒されている。中でも最も深刻な被害を受けるのは、治療の妨げや遅れなどで一時も時間を無駄にできないガン患者や多発性硬化症患者などだ。
グローバル・ボイス・アドボカシーの新しいディレクターに、Hisham Almiraatが就任
グローバル・ボイス・アドボカシーに、新しいディレクターとしてHisham Almiraatが就任することになった。Hishamは長い間グローバル・ボイスに関わってきたメンバーであり、受賞経験のあるブロガーでもある。世界中のデジタル・アクティビズムについて幅広いネットワークを持っていると同時に、医師としての活動も行っている。私たちは彼の就任を歓迎する。
アゼルバイジャン:自由なネット社会の実現を目指して
インターネットガバナンスフォーラムが今年は、旧ソ連アゼルバイジャン共和国の首都バクーで開催された。同じ日に、アゼルバイジャンの若き活動家として有名な元政治犯のエミン・ミリが、アゼルバイジャン、イルハム・アリエフ大統領への公開質問状を発表した。
スウェーデン:人種差別ケーキとそれを食す文化大臣
ストックホルムの内覧会でスウェーデンの文化大臣が試食をしている賛否両論の「痛々しいケーキ」は黒人女性の体をかたどっている。これはネット上で人種差別だと批判を浴び、そのことについてJulie Owono が伝えている。