記事 政治 from 12月, 2010
COP16:若手ブロガーが追う交渉
COP16(国連気候変動会議)において、いくつかの決定事項がカナダ・アメリカ・中国・オーストラリアのようなさまざまな国にまたがる関係国間、その他多数の国々の間で疑問視された。各々の国の視点から会議の進展を伝えるため、世界中の若手ブロガーが積極的に活動している。
セルビア:ロシアで軍事訓練を受ける子どもたち
「セルビアでは国際関係の主な方向性に関して、国内で意見が大きく分かれている。幾つかの政党とおよそ半分の国民は出来るだけ早くEUへの加盟を望んでいる。その一方で他の国民達はロシアに目を向け、ロシアの一部になることを希望している。」と2007年のセルビア民主党会議でトミスラヴ・ニコリッチは語った。
ナイジェリア:活動家ケン・サロ・ウィワの処刑から15年
15年前の11月10日、著名な活動家でナイジェリアの石油産業の厳しい批評家ケン・サロ・ウィワが、他8人の同僚とともに処刑された。サロ・ウィワは、石油産業により壊滅的な被害を受けたニジェール・デルタのための非暴力的活動で世界中に知られていた。多くのナイジェリア人にとって彼はヒーロだった。そして、彼の処刑は、悪名高いサニ・アバチャの独裁的政権とロイヤル・ダッチ・シェル社の活動に対する国際社会の怒りを呼んだ。
イラン: ブロガー内で討議を呼んだウィキリークスの文書公開
内部告発サイト「ウィキリークス」が入手した米機密公電によって、イランとアフガニスタンのいかがわしい関係が明らかになった。外交公電にはイラン政権と反政権派に関する内部情報や、アラブ地域におけるイランの核政策における懸念などが記載されていた。
ラオスとクラスター弾に関する条約
クラスター弾に関する条約の第一回目の締約国会議がラオスの首都ビエンチャンで11月9日から12日にかけて開かれ、101カ国と数多くのNGOが集まった。この会議は、同条約に対する国際団体の支持を集めた市民団体の努力の末に実現した。クラスター弾に関する条約は2008年5月30日にダブリンで採択され、108カ国がすでに署名し、46カ国が批准している。今日も作り続けられ、使用され、保有されているクラスター弾におよそ36カ国の国が苦しんでいる。
韓国:無償の学校給食、国中で議論を巻き起こす
野党が提出した、無償学校給食の対象を拡大するための法案が国会を通過したことを受け、無償学校給食が韓国中で議論の的になっている。
オーストラリア:カンクン会議、前半戦の得点
COP16、2週目の月曜日。オーストラリアの人々がオンライン上でなんと言っているのか、まとめてみよう。
ロシア:沿海州のタイムゾーン変更

1年前、ロシアのDmitry Medvedev大統領はロシア国内の地域のタイムゾーンを変更する提案をした。年次連邦議会での演説で、タイムゾーン変更により、異なる地域および首都の共存に利すると宣言した。この事項に関する発言が、数日前になって沿海地方のニュースポータルで物議をかもしている。
フランス:年金改革に対峙する若者たち
10月19日、フランス各地で年金改革法案に対するデモが行われ、抗議運動はこれで連続で7日間行われたことになる。そもそも同様のデモは9月初旬から勃発していたが、それらは一時的なものであり、官民問わずあらゆる職業分野の人間によるものであった。さらに新たな活動者たちが10月初頭から労働者たちの行進の中に加わった。高校生と大学生である。なぜ多くの若者が強い意志を持ってこれらのデモに参加するのだろうか?
ロシア: 北朝鮮による韓国砲撃事件に対するウェブ上の反応

ロシア沿海地方の人々は、11月23日に起きた北朝鮮による韓国砲撃事件に関するニュースを特別な関心を持って見守っていた。現地の報道は、韓国の挑発によって起きたと確信する政治家たちの意見を伝えており、それに対する反応も様々である。