記事 政治 from 8月, 2012
ミャンマー:電力不足への抗議広がる
ミャンマーの複数の町で起こった停電が国内の平和的抗議活動に火をつけた。抗議者の中には拘束されるものもいたが、電力不足に対して憤る一般住民や消費者が結集することを止めることはできなかった。さらに、抗議者は自国が電力不足にもかかわらず、中国へ電気供給を続ける理由について、政府に説明を求めている。
ミャンマー西部で発生した暴動に対する見解
ミャンマー西部、ラカイン州での暴動事件によって、数十人の死者が出、二千以上の家屋が全焼、三千人以上の住民が非難を余儀なくされている。この事件はだれの責任なのか?人種差別や憎悪を広めるためにインターネットはどのように使用されたのか?この複雑な問題に関する一般市民の意見はどういったものだろうか?
スリランカ:僧侶がモスクの破壊を要求
スリランカのダンブッラにおいて、仏教僧侶など2000人が暴力的な抗議活動を行った。要求は、仏教の聖地に存在するヒンズー教寺院やモスクを破壊することだ。
ロシア:人権活動家、精神病院収容を迫られ国外に逃亡
ブロガーであり、カレリア共和国の青少年人権グループのリーダーである人物が、ネット上でロシア正教会を批判する発言をしたことを理由に、検察による数ヶ月間の尋問を受けた。検察は尋問の中で彼を精神病院に拘禁すると脅し、これを恐れた彼はロシアからポーランドに逃亡した。その全貌をAshley Cleekがレポートする。
タイ:赤シャツ隊バンコクへ再び
多くの死者が出た反政府デモ取り締まりから2年。数万人の赤シャツ姿のデモ隊が再び集まり、集会を行った。
アフリカ:発展と民主化、どちらが先か?
エチオピア首相メレス・ゼナウィが世界経済フォーラムで、経済成長と民主化の間に関連性はないと言及したことで、アフリカは経済発展のために民主化を犠牲にしていいのかという疑問がネット上で活発な議論を呼んでいる。
キューバ:反体制活動家オズワルド・パヤが事故死
「米国からのお金でキューバは変えられない…これはキューバ内の問題であり、その解決策もキューバの中、キューバ人の中にあるのです。」-オズワルド・パヤ生前のインタビューにて
パレスチナ: アラファトの死に疑惑のドキュメンタリー
中東の衛星テレビ局アルジャジーラが、2004年11月11日にパリで死亡したアラファトパレスチナ自治政府前議長の不審な死についてドキュメンタリーを最近放送した。ドキュメンタリーでは、アラファトは自然死ではなくポロニウムにより毒殺されたとして、多くの疑惑が投げかけられている。
キューバ:変わらない経済と政治
社会主義国キューバでは、個人事業者の復活を促す改革が行われている。このような経済改革が政治的改革をももたらすのか、ブロガーたちが見守っている。