記事 人権 from 8月, 2012
ミャンマー西部で発生した暴動に対する見解
ミャンマー西部、ラカイン州での暴動事件によって、数十人の死者が出、二千以上の家屋が全焼、三千人以上の住民が非難を余儀なくされている。この事件はだれの責任なのか?人種差別や憎悪を広めるためにインターネットはどのように使用されたのか?この複雑な問題に関する一般市民の意見はどういったものだろうか?
スリランカ:僧侶がモスクの破壊を要求
スリランカのダンブッラにおいて、仏教僧侶など2000人が暴力的な抗議活動を行った。要求は、仏教の聖地に存在するヒンズー教寺院やモスクを破壊することだ。
チュニジア:オンラインプラットフォームで警察官の横行を監視
Yezzi は警察の横行や不正をレポートするチュニジアのコラボレーション・プラットフォームだ。長年、チュニジアでは警察が腐敗し、権力乱用は見過ごされ、処罰を受けることもなかった。国民はこのような間違った行いについて内輪で話すことはあっても、公の場で公正を訴えるのはごくわずかの人だけであった。Yezzi の目指すのは、その環境を変えることである。
ロシア:人権活動家、精神病院収容を迫られ国外に逃亡
ブロガーであり、カレリア共和国の青少年人権グループのリーダーである人物が、ネット上でロシア正教会を批判する発言をしたことを理由に、検察による数ヶ月間の尋問を受けた。検察は尋問の中で彼を精神病院に拘禁すると脅し、これを恐れた彼はロシアからポーランドに逃亡した。その全貌をAshley Cleekがレポートする。
タイ:赤シャツ隊バンコクへ再び
多くの死者が出た反政府デモ取り締まりから2年。数万人の赤シャツ姿のデモ隊が再び集まり、集会を行った。
キューバ:反体制活動家オズワルド・パヤが事故死
「米国からのお金でキューバは変えられない…これはキューバ内の問題であり、その解決策もキューバの中、キューバ人の中にあるのです。」-オズワルド・パヤ生前のインタビューにて
インド:アッサム州で民族間衝突――その背景にあるもの
インドのアッサム州で、地元部族のボド族とイスラム系住民による衝突が発生。少なくとも32人が死亡し、さらに多くのけが人が出ているという。衝突が発生して以来、約7万人が村を離れ、避難キャンプに逃れている。コクラジャール地区とチラン地区では、ボド族の村もイスラム系住民の村も襲撃や焼き討ちにあっており、そうした村の数は少なくとも60に達している。
キューバ:変わらない経済と政治
社会主義国キューバでは、個人事業者の復活を促す改革が行われている。このような経済改革が政治的改革をももたらすのか、ブロガーたちが見守っている。