記事 人権 from 4月, 2013
中国のウイグル族、規制されてもなお、誇りを持って自身のアイデンティティーを露にする
Taqiyah(イスラム教徒が祈りの時にかぶる帽子)をかぶっていた生徒たちが、新疆ウイグル自治区実験学校で罰せられている画像が口コミで広がり、教育庁はこれは外部勢力のたくらみであると主張した。ウイグル族の人々は、政府がいつ文化を尊重し、この問題に真剣に取り組むのか不安を抱いている。
子どもに結婚の選択権を—インドにおける児童婚
インドの農村部では、5人に2人が子供のうちに結婚する。インドの法律は、児童婚を禁止したものの、伝統的な社会規範や価値観に縛られている子供たちは、法律に反して早期に結婚しがちである。しかし、この状況は変わりつつある。子供の頃に結婚を終えた多くの女性が、児童婚に反対する声を上げているのだ。
女たちよ、キルギス出国を禁ず
キルギス議会に提出されたひとつの法案によって、23歳未満の女性が親の同意なく出国することがまもなく禁じられるかもしれない。この法案の狙いは若いキルギス人女性労働者が「性的奴隷」の対象になることを阻止するところにある。それにもかかわらず、この法案は人権団体や一部のインターネットユーザーたちによって激しい非難にさらされている。
レバノンの移民労働者を搾取から守るキャンペーン
レバノンで問題になっているKafala(後援)制度を糾弾する目的で、7つの民間非営利団体(NGO)が社会問題省と共同で近日「Fi Chi Ghalat(何かが間違っている)」キャンペーンを立ち上げた。この制度のあり方はかなり単純なものだ。全ての「単純労働者(家庭労働者)」は国内に彼らのビザと法的身分の責任を持つ後援者を持たなければならない。多くの場合この後援者が彼らの雇用者でもある。
スペイン:トマト祭り前夜祭での移民への暴力に憤激
セネガル出身の露店商Moulaye Ndiayeが、スペイン・ヴァレンシア地方のブニョールで開催されたトマト祭り前夜、橋の上から突き落とされた。人々はこの暴力的な行為を非難し、加害者捜しに乗り出している。
コントレラス投手、キューバに悲願の帰国
キューバからアメリカに亡命し、メジャーリーグでプレーしているコントレラス投手。最近の規制緩和によってキューバへの帰国がかない、故郷の人々を始め、野球が国技であるキューバのファンを大いに感動させた。この歴史的な出来事は今のキューバにとって、社会政治的にも大きな意味があるとみられている。
平和デモ行進:ミャンマー北部 紛争を止めよ
2011年、停戦協定破綻後から再発したミャンマー政府軍とカチン独立軍(KIA)間の紛争により9万人の一般市民が家を追われ避難生活を強いられている。両軍間の紛争を停止するため、デモ参加者がヤンゴンからカチン州までの平和的行進運動を始めた。
レバノン:わたしたちの民事婚を認めて!
レバノンでは非宗教的な結婚が今もできない。だが、あるカップルが「現行法でも民事婚はできる」と主張したことにより、民事婚を強く求める人々の間で議論と期待が再び熱を帯び始めた。