記事 市民メディア from 12月, 2012
マラウィの経済:課題が山積み?
マラウィ初の女性大統領ジョイス・バンダ氏が故ビング・ワ・ムタリカ氏からの政権運営を引き継いだ2012年4月以来、マラウイ人は希望と絶望の合わさった中で過ごしている。
タジキスタンにおけるレーニン 「マシなヒットラー」それとも「真の英雄」
タジキスタン当局は独立後、各地にあるソビエト時代に建てられたウラジーミル・レーニンの像をほとんど撤去した。これを巡る議論がタジキスタン国内で加熱している。レーニンは「ましなヒットラー」というブロガーもいれば、「真の英雄」だというブロガーもいる。
ジャッキー・チェン:「香港は抗議の都市になってしまった」
俳優でカンフースターのジャッキー・チェンの発言が香港で物議を醸した。インタビューで「香港は抗議の都市になってしまいました。人々は中国政府とその指導者たちに批判の声をあげます。気に入らないことは何にでも不満の声をあげ、あらゆることに抗議します」と語ったのだ。
生命さえリアルにあらず~心をよぎる、あの歌~
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」。半世紀以上前に寺山修司により作られた有名な和歌を焼き直す形で、ブロガーが書き下ろした一片の詩をご紹介する。詩の中では現在の日本にはびこる「空虚な言葉」が羅列されている。
台湾:学問の自由が企業の訴訟で脅かされる
国立中興大学環境工学科教授の Ben-Jei Tsuang (荘秉潔)博士が大企業の一つ、台湾プラスチックグループ(台塑集團、FPG)による名誉棄損訴訟の最も新しい犠牲者である。この訴訟には訴訟費用の負担を与え続け、批判するものを検閲し、おどし、だまらせるという意図がある、と荘博士の弁護団は考えている。現在の台湾における名誉棄損の刑事訴訟は国際規約に違反している、と示唆する法律専門家も多い。
米大統領の「キス」に揺れるミャンマー
歴史上初めてミャンマーに足を踏み入れたアメリカ大統領となったオバマ氏を、数千人の人々が出迎えた。ミャンマーの人々はスピーチの内容や外交政策について議論したが、特に話題となったのは、大統領が野党のリーダーであるアウンサンスーチー氏にキスを贈ったことだ。ネットユーザーは#Oburmaというハッシュタグで、オバマ氏の動向を見守った。
レバノン: 誰が情報機関トップのウィサム・アル・ハッサンを殺したのか?
レバノンのベイルートで爆発が起こり、レバノンの情報機関トップのウィサム・アル・ハッサン氏を含む8人が死亡、約80人が負傷したとされる事件で、死亡したハッサン氏の命を狙った犯行について、シリア、イラン、ヒズボラ、そしてイスラエルのすべてに疑いがかかっている。(10月20日時点)
虐待に無防備なバングラデシュのストリートチルドレン
バングラデシュのストリートチルドレンは、およそ40万にといわれ、ダッカの街だけでそのうちのほぼ半数が暮らしている。彼らの大半は幼い少女で、彼女たちはとりわけ虐待や詐取を受けやすい。
日本:ストーカー犠牲者を出さないために
女性に対する暴力の根絶を目指す取り組みをする49の市民団体が、2012年11月19日緊急声明を発表した。逗子市ストーカー殺人事件を受け、ストーカー犠牲者を出さないための抜本的な対策を求めるもの。事件前、女性は警察に相談をしていたが、法的な理由が十分になかったとして警察はストーカーへの捜査が十分に行わなかった。
「社畜」のためのブラックユーモア
会社の家畜で「社畜」。皮肉たっぷりの言葉がソーシャルメディア上で言葉遊びを生み、アプリが作られる。ブラックユーモアにネチズンの息遣いを聞く。