6月, 2011

記事 from 6月, 2011

セルビア:ラトコ・ムラディッチ、逮捕される

  2011/06/30

ラトコ・ムラディッチが逮捕された。本日多くのボスニア人、セルビア人がこの知らせを、一様に安堵と驚きをもって受け止めている。この旧ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国軍将官は、1992年から1995年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争におけるジェノサイドと複数の戦争犯罪の容疑で起訴されていた。逮捕を突然の出来事のように思われるかもしれないが、実際には国際的圧力の高まり受けて,ようやくセルビア当局が正義を果たしたかっこうだ。

Video: インド、シンガポール、南アフリカの若き科学者の萌芽

The Google Science Fair projectの準決勝進出者がリストアップされた。世界中の13歳~18歳の10代を対象に開催されたにもかかわらず、準決勝進出者に選ばれた60組の中で、米国、シンガポール、インドが過半数を占めたことは特に興味深い。また、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス、カナダからの参加者も含まれている。

スロバキア:二級消費者

消費者の立場からすると、一つの銘柄の製品は世界中どこでも同じ品質であってほしいものだが、品質や価格の地域格差は確かに存在している。そしてその格差は、その製品が西ヨーロッパ市場向けのものか中央・東ヨーロッパ市場に向けのものかによって決まる。これに関する最近の調査結果に対して、スロバキアのネットユーザーがどのように反応しているかTibor Blazkoがレポートする。

シンガポール:老人ホーム入居者に対する虐待への怒り

  2011/06/16

その施設はナイチンゲール老人ホームと呼ばれているものの、看護師の何人かはフローレンス・ナイチンゲールの真の後継とは言いがたい。 その老人ホームの入居者である75歳の女性に対する虐待の様子を隠し撮りした映像が先週ネット上で公開され、シンガポールの国民はショックを受けている。

インド: 死者のプライバシーは?

  2011/06/16

ケーララ州カリカットにあるNIT(インド国立工科大学)の研究生が不慮の死を遂げたことで、女性や死者に対するプライバシー問題、それから、概してケーララ社会に根強い男性優越主義に関する議論が再燃している。

フィリピン:離婚法をめぐる論争

  2011/06/15

マルタが離婚に賛成の意を示し、フィリピンは世界中でただ一つの離婚を禁ずる国となった。強い権力を持つフィリピンのカソリックの教会が反対する離婚法を通過させるときが来たのかどうか、議論が白熱している。

貧困・仕事・借金を語る女性たち

国際女性博物館はオンライン上で女性と経済についての展示を行っている。そこでは、スライドショー、ポッドキャスト、ビデオやエッセイを通して、スーダン、デンマーク、フィリピン、アメリカ、コスタリカ、メキシコ、アルゼンチンなどの女性たちが貧困や仕事、家族や人権、金銭問題などについてどのように考えているかを知ることができる。

中国:李娜の優勝決定戦は国家の威信?

  2011/06/14

中国人テニスプレーヤー 李娜が、週末の全仏オープンで中国人初となる世界4大大会での優勝を果たした。しかしながら、中国ネット市民は李娜の勝利を個人の功績ととらえ、国のスポーツ政策に疑問を投げている。

シリア:子供たちの未来のための抗議行動

YouTubeではシリアで最も幼い犠牲者たちが声をあげており、一連の動画はどれも胸が張り裂けそうなものである。動画の中で子供たちは、自分たちの国でおこっているバッシャール・アサド政権に対する革命の最中、昼夜問わず自分たちや家族たちが直面している恐怖を克明に語っている。本日の金曜日の抗議はシリアの子供たちと子供たちの未来に捧げる。