注目記事: from 10月 2011
記事 from 10月, 2011
ポーランド:選挙結果は切迫した世代交代を露呈
2011年10月9日のポーランドの国会議員選挙の結果に対し多くの者が安堵の念を抱いたが,驚かなかったものはいなかった。現職の首相ドナルド・トゥスク は1989年以降初めて2期連続で首相に選出されたが,今回の選挙での真の大穴候補は,自身が主導する政党が今回の選挙で10%の得票率を収めた,反教 権主義者であり小政府主義者のヤヌシュ・パリコトであろう。
アフガニスタン:アフガニスタン・ユース・ボイス・マルチメディア・フェスティバル
インターニュース・ネットワークはアフガニスタンで、アフガン・ユース・ボイス・フェスティバルとメディア・キャンプによって、若者たちを指導し、彼らの意欲を刺激する取り組みに力を入れている。彼らが重要だと思う事柄について意見 を共有するためだ。すでに様々な方法でアフガンの若者たちが、他の仲間にうったえている様子を多くのビデオが記録している。
中国:学生インターンか、低賃金労働者か?
中国における労働力不足問題を受け、中国政府は民間による職業訓練学校の増設を奨励し始めている。「表は工場、裏は学校」という産学提携モデルに登録した学生労働者たちは、ウェブ上で苦情を訴えている。
イラン:女性ブロガーが鞭打ち50回の刑を受ける
イラン女性ブロガーSomayeh Tohidloo はエヴィーン刑務所で50回の鞭打ちの刑を課された後、次のような言葉をブログに載せた。「私を侮辱したかったのなら、これで満足でしょう。実際、私の身体は屈辱に苛まれています。でも屈しない。」
アフリカの森林保護:ワンガリ・マータイ女史の遺産
高名なケニア出身の環境保護活動家/政治活動家で、2004年のノーベル賞受賞者であるワンガリ・マータイ女史が2011年9月25日に亡くなった。彼女はアフリカ人女性で初のノーベル賞受賞者であり、アフリカ大陸での持続可能な行動を通した環境保護活動のリーダーとして世界的に知られている。
アメリカ合衆国:「ウォール街を占拠せよ」デモがニューヨークの金融地区の中心を乗っ取る
ニューヨーク市の金融地区で、カナダの団体 アドバスターズとハッカーグループ、アノニマスに支持され、「 ウォール街を占拠せよ / Occupy Wall Street (ツイッターでのハッシュタグは #occupywallstreet ) 」グループが平和的な抗議活動を行っている。
米国:ヒスパニックの貧困率が上昇
米国経済は遅々として好転せず、再び景気低迷期に陥ってしまったように見える。最新の国勢調査結果によると、貧困率は15.1%、つまり4600万人を超える米国民が貧困層に入るという。特にヒスパニックを中心としたマイノリティーが景気減速の影響を大きく受けている。
ボリビア:先住民デモ隊を警察がユクモで弾圧
ボリビア、イシボロ・セクレ国立公園先住民居住区の先住民デモ隊が、道路建設計画に反対を表明すべく、500kmに及ぶデモ行進を始めてから一ヶ月以上が経過した、9月25日5時頃、警察がデモを阻止すべく催涙ガスを使った鎮圧作戦を実行した。この記事では、事件当初の現場からの様子と先住民デモ隊の声を届ける。
ロシア:隣人たちをつなぎ、命を救う
2010年に発生した泥炭火災のさなかに、ロシア市民が互いに助け合えることを可能にしたウェブサイトの創設者は今、市民が新たな方法で互いに助け合えるようそのサイトのデザインを改めた。そこには国中の、献血に協力的なドナーの場所がわかる地図が含まれている。
CIVICUS: 市民社会力を考える
市民社会の様々な代表者たちが、カナダ、モントリオールで三日間開催されたCIVICUS世界会議に集い、人々が自ら希望を抱いて結集するための様々な方法を話し合った。議題は多岐にわたり、市民活動から、社会的平等、新技術の効果、公平な温暖化対策にまで及んだ。参加者たちは、コミュニティに力を与える技術の役割、市民と政府の関係を変える必要性、オンライン世界とオフライン世界、アラブ世界の動向、そして、新しい社会を構築するにあたっての若者の役割についてなどの議論を交わした。会議について取り上げた投稿を、いくつか掲載する。