記事 from 6月, 2013
トリニダード・トバゴ:テレビコマーシャルの「暴力描写」が波紋を呼ぶ
トリニダード・トバゴで恋の三角関係を描いたケンタッキーフライドチキンのコマーシャルが、暴力的な描写があるとして批判を集めている。最近恋愛のもつれで起きた十代の少年の殺害事件がそれに拍車をかけている。
シンガポール:高まる「Free My Internet」運動
シンガポールでニュースサイトに対する新しい免許制度がメディア開発庁(MDA)によって発表されると、多くのネットユーザーはそれを検閲だとして非難した。ネットユーザーのグループはFree My Internetと呼ばれる運動を起こし、市民に対して、この規制を中止させるための大会に参加するように呼びかけている。
バングラデシュの首都ダッカに初めてのバス系統図
1500万人の人口を擁し激しい車の洪水で知られるバングラデシュの首都ダッカのバス利用者は、初めて系統図を見てルートを決めることができるようになる。これもひとえにアメリカの社会起業グループUrban Launchpadとバングラデシュの支援団体Kewkradongがインターネット経由で募った資金と人手のおかげだ。
セントルシア:ジャズフェスティバルに投資する価値はある?
今年のセントルシア・ジャズ&アート・フェスティバルが幕を閉じたが、多くのネットユーザーからこのイベントの経済的効果について疑問の声が挙がっている。特に、国家予算をめぐる議論が現在進行中であるという背景に照らしての意見だ。
モンサント保護法成立に拒否権を促すアメリカ食品安全団体
食の安全を守る活動家がアメリカ議会によって提出された法案に怒りをあらわにしている。その法案とは、消費者への健康への影響にもかかわらず遺伝子組み換え種子を訴訟から守る、通称「モンサント保護法」である。
ジャマイカ:ブログ・アクションデー「警察は何ができるか」
ジャマイカで問題となっている、警察や国軍の権力の乱用について、「ブログ・アクションデー」という日を設け、国民が各々意見を述べた。
ドミニカ共和国:カトリック教会がNGO団体の性教育キャンペーンに反発
カトリック教会は ドミニカの家族福祉団体 Profamilia [es] が行っている「性と生殖に関する権利は人権である」という広告キャンペーンの取り止めを申し立てる訴えを起こした。
韓国:表現の自由を規制する児童ポルノ法に怒り心頭
児童保護のためにポルノを取り締まる韓国の新しい青少年保護法に対して、批難が巻き起こっている。この法律が広義に解釈されることで、いかがわしいコンテンツとは知らずにダウンロードしてしまったネットユーザーや、その作品中の子供を描写したアーティストまで、犯罪者というレッテルを貼られてしまうからだ。
サバ州の危機 フィリピン武装集団との衝突
2013年2月9日、『スールー王国軍』と名乗る約200人の武装したフィリピン人が、マレーシアの領土であるサバ州ラハダトゥ(ボルネオ島北部)の一部を占拠し、その地域一帯の所有権がスールー王国のスルタン、ジャマルル・キラム3世にあると宣言した。
パレスチナ:ガザへのKFC、秘密トンネルを通って
ガザ在住のパレスチナ人アナス・ハムラは、ケンタッキーフライドチキンの配達を受け取るまでに、7時間もかかったという。ハムラの言っていることは、最近のNew York Times誌の記事内容とも一致する。KFCはガザ地方へ配達する際に、エジプトの都市エル=アリーシュから秘密のトンネルを通じて密輸するという。 配達サービスは既に終了しているが、少なくともハムラはKFCにありつけたし、今回の経験をブログに残すことができた。